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八木虎造〜世界中で野球する男〜

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海外生活を送る日本人が1度は絶対に直面する困難

Sushi3


それは寿司作りである・・・

前にも書いたが、とにかく僕は逃げ回っていた。


「だってあんなもん作れるわけねーだろ!」

という意見はイタリア人には通用しない。

なぜなら実物を見たことのない人たちばかりだから・・・


パレルモの中華料理屋に「SUSHI」というメニューがあって

1度嫌がらせでオーダーしたことがあったのだが

刺身を躊躇無く持ってきやがった。

料理を作っている人はイタリア生まれイタリア育ちの中国の人だったりするので

彼も寿司を見たことがないのだろう。


刺身のことを寿司だと思っているイタリア人はかなりいる。

なので「難しくって作れません」と言ったところで

「だって切るだけでしょ?」という顔でポカンとされるのがオチだ。


かれこれ2年間逃げ回ってきた。

しかしそろそろ年貢の納め時のようだ・・・

週に何度も夕食を食べさせてもらっている仕事仲間のお母さんから

「ヤギ、わたしスシを食べてみたい」

と言われてしまった・・・このお母さんの料理を僕は100回以上食べている。

「1度くらい日本食を作らなくては」と心の中では思うものの、行動には・・・

そんなときに仕事仲間は呑気に

「おー!オレも食べたい!!俺たち再来週仕事忙しくないから

そんときにスシ祭りをやろう!!」とか勝手に決めやがった

人の気も知らないで・・・


必死に探しまくって

「日本米」と書かれた、どう見ても中国米と

中国製の酢、オランダ製の醤油、

ワサビとは書いてあるものの辛味もなく必要以上に緑色の練り物

そして1キロ1000円で手に入ってしまう極上大トロ・激美味を手に入れる。


そして試しに一人で作ってみた。

上の写真がそうなんだが

この写真の50倍、実物は不味そうな風体だ・・・

こんなの人に食べさせて大丈夫だろうか??


色々とネタを考えなくてはいけない。

シチリアの人はけっこう生魚に抵抗がない。シチリア料理にあったりするから。

ただ醤油の香りを嫌う人が極端に多い。

そして海苔嫌いも多い。ワサビなんか見たことないと思う。

アボカド嫌いも。なのでカリフォルニアロールで逃げる手は使えそうもない。

それから白身の魚で寿司ネタになりそうなものがあまりない。


ここまで情報を細かく書いているのは

もちろんみんなから情報をもらう為である(笑) おねがいします☆

2006年6 月15日 (木) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (25) | トラックバック (0)

シチリアのGOING☆MERRY

One1


今の僕のイタリア語の先生、もとい「オレはバレリア」の話。

(詳しくは4月23日の「木更津ソラマメ倖田來未」を見てください)

彼女と週に3度ほどメールを送りあっている。

だいたい昼休み(シエスタ。午後1時から4時までで

仕事場や学校などもほとんど休憩に入る)の時間を使う。

この時間、僕はプロバイダーの関係でインターネットが使えないので

「昨日のプライドの結果は・・・」とかやることができず

かと言って、こっちの人のように「毎日1時間の昼寝が日課」

というような器用な睡眠もできないので、起きたままボーっと

ドラゴンボールの再放送を観たりしていた。

絶好の時間帯だ。


携帯メールで、有り得ない長さのメールをしあう。

そして電子辞書を開きながら文章を読む。

なぜなら会話があまりにマニアックだから(笑)

最近の主な話題。

「お台場冒険王」と「中野ブロードウェイ」

そして「お台場に浮かぶゴーイングメリー」について・・・

少々難し過ぎなんですが、先生(笑)


ゴーイングメリーって何だよ!と最初は思った。

そして先生から「ゴーイングメリーとは

ワンピースのルフィーたちが乗っている船のこと」と教えてもらう。

「それがオダイバという所にあったんだけど、今年は出航しないみたいなの!

 私のパソコンだとこれ以上事情がつかめないから
 
 アナタ検索してもらえるかしら?」

という内容。僕のほうこそ、全く事情がつかめないんですけど(笑)

ワンピースは漫画だろ?オダイバはフジテレビのお台場だろ?

で、出航って何だよ????


1から事情を説明してもらう。そして彼女指定のURLに飛んでみると・・・

あー!実写版の船がお台場に浮かんでる!!しかもかなりデカイ。

彼女いわく、2002年に撮られた写真を見たことがあるというので

少なくても02,03,04,05年はこれが浮かんでたってことだろ?

全然知らなかった・・・


色々と僕が検索してみると、今年は出航されないらしいということが確認できた。

それを伝える。 彼女、超落胆。

「私はこのオダイバに浮かぶGOING MERRYの写真を見るのが大好きなの

 でも今年は見れないのか・・・そしていつかこれに乗ることが夢だったんだけど

もう2度と出航されないのかな?」


かの果てシチリアで

お台場に浮かぶ一隻の船に想いを寄せている人がいますよ!

東京人たち、なんとかしてやれ(笑)


One2

2006年6 月 3日 (土) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (8) | トラックバック (0)

キッスは目にして☆

Bacio1


よくこの土地に来る女の子から

「イタリアの男の人は情熱的で~」みたいな言葉を聞く。

「何言ってんだよ!日本の男だって!!」と反論したくなるのだが・・・


僕がイタリアの人々を心から尊敬する部分

それは恋愛感。

街中、運転中、買い物中、試合中・・・

ところかまわずキッスをする。

日本なら「蒼いガキが!」なんて、若気の至りとしてありがちな気もするが

ここでは老若男女、全ての年齢にあてはまる。


この前、野球選手の家に食事に招かれ

数人で食卓を囲んだんだが、食後その中の1カップルが

ソファでべたべたいちゃいちゃ・・・

今にも何か始まってしまいそうな雰囲気を醸し出していた。

おい、他人の家だぞ(笑)


もじもじしながら僕は、彼らに

「あの・・・2人はいつ知り合ったの?付き合って何年目??」

と、実に素朴な質問をかましてみる。

「ん?高校のときから付き合ってるから・・・14年くらいかなぁ」

は!!14年目でそれですか!!!!!

さらに、お互いの呼び名が「人形☆(直訳ですまん・・・)」

「熊ちゃん☆」である。じつに甘々。まじで尊敬。


もちろん例外もあるだろうが、彼らの感覚は

ここだと普通の恋愛感に見える。

それくらいどこに行ってもいちゃいちゃ現場を垣間見る。


「あの子と付き合って3年目。もう家族みたいでー」はここでは通用しないし

それを彼らに言っても意味がわからないだろう(笑)


そしてイタリアの男の子たちが情熱的というより

イタリアの女の子達の積極さが、ここまで情熱的な国にしているんだと思う。

そして女の子たちをハタから見ていて、狂気すら感じるときがある(笑)

「大変だなぁ~イタリア男子」とか呑気に過ごしている(笑)

Bacio2

2006年6 月 1日 (木) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (10) | トラックバック (0)

ブラックジョークの境界線

あ、アクセス数が半分以下に(笑)

もう誰も読んでないだろうから、思う存分書いてやる☆


あの~、イタリア人にブラックジョークを

どこまで言っていいのかわかんないんですけど・・・


Black2


7月に結婚する選手がいる。

「新婚旅行はどこに?」と僕が聞いたところ

「ヒロシマとナガサキ。ピカッ!えへへへっ☆」

(みなさん、彼は決して悪気はありません。良いヤツです☆)

それを聞いた選手たちが一斉に僕の顔色をうかがう

そして僕は最近勉強しているシチリア語(汚い言葉オンリー)で

「このオカマ野郎!ケツそこにのせろ、俺が掘ってやるから!!」

と切り返す。チームメイト大爆笑。みんながハイタッチを求めてくる。


いや、僕はこんなことが言いたかったんじゃない!!

「このオカマ野郎!アウシュビッツに送るぞ!!」

もしくは

「コルネオーネに連れてって監禁しちまうぞ!!(軽く時事ネタ)」

と切り替えしたかったのだ・・・

僕の辞書には「ブラックにはさらに上塗りのブラックで」としか載っていない。

日和ったシチリア語なんかで切り返すなんて・・・


しかしコルネオーネ(マ●ィア様関係で有名)や

アウシュビッツ(国が違うし、さすがにこれは・・・)が

どこまでブラックワードなのか把握できない。


ヤツらは良い。

みんな幼少時代に小汚いサッカーを観たりマジンガーZやらガッチャマンを見て

同じ価値観で育ってきてるから。

野球を観て、ムーミンやらビッケやらしか見てない僕はどうすりゃ良いのよ??


アメリカ人の選手でニューヨーク生まれニューヨーク育ちの子が去年いたんだが

ことあるごとにヤツらは

「オマエ本当はプエルトリコ人だろ!いや南部生まれだ絶対!!」

(本当にみんな良いヤツらなんです☆)

なんて彼に言って爆笑しているくせに

僕が「どうも中国人です。花買って!1ユーロ。」

と言うと

「ヤギ・・・それはダメ・・・」と、ドン引きしやがる。

なんでプエルトリコはセーフで、中国はアウトなんだよ(笑)


Black1


そしてヤツらはブラック好きなくせに

切り替えされると、怒るのではなく凹む。

異常に打たれ弱い。思春期でタチの悪い中学生みたいだ(笑)

だから繊細にブラックを使わなきゃいけない・・・


天皇ネタを振られて、ムッソリーニネタで返したら引かれたし。

どこまでがOKなのか、マジでわかんねぇ・・・

2006年5 月24日 (水) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (8) | トラックバック (0)

絵に描いたようなネガティブデイズ☆

♪な~んもやる気しねー♪を地でいく心境だ・・・

今の僕には近づかないほうがいい。

刃物のようにとがっているわけではなく、不幸がうつるから(笑)


Nega2


以前、カメラが壊れたことはここに書いたが

その翌日、練習に向かう途中でバイクが壊れた。

(ちなみに僕のバイクはチームメイトたちから「フェラーリ」と呼ばれている)

急にエンジンが止まり、どうやっても動かなくなってしまった。

ラッキーにも近くにバイク屋があったのでそこに修理してもらいに行ったのだが

「う~ん、これ古いしなぁ・・・(約20歳)

いま忙しいから来週じっくりやってあげるけどそれでもいい??」

嫌とは言えない。バイクを押して帰るのは距離がありすぎる。

仕方がないので、練習着のままバスに乗り家に向かう。

誰も野球の練習着を見たことないのだろう「ニンジャだニンジャ!」

とささやく声が聞こえる。

しかもバットケースを背中に差すように担いでいる

完璧にアブない人に映っているのだろう。

声のほうを振り向くと「あ、ニンジャがこっち向いた!」

・・・・・・。まぁこんな感じで、街中の注目を一身に浴びながら帰宅。


で、さらに次の日、インターネットが止まった。

理由は完全に不明。

何をやってもアクセスできない・・・

いま僕はパソコンにケイタイ電話をつなげてネットをやっているのだけれど

そのケイタイ電話屋にパソコンごと持って行く。

「う~ん・・・これはじっくり見ないとわかんないなぁ。

 じゃ、火曜日に来て」

「火曜日???今日はダメですか?」

「う~ん・・・今日はお客さんがいっぱい来てるから」

僕も客なんだが・・・どうにもならないか。

仕事場でもインターネットができるのだが、日本語が見られない環境なので

その足でネット屋に走る。

「いや~ウチは日本語打てないよー」

この言葉をパレルモ内のネット屋で何度も聞いた。


街中を駆けずり回って、シチリアの太陽を浴びすぎたせいか

何もかもがどうでもよくなる。
バイクなし、ネットできない、カメラ壊れた-------。


で、土曜の午前中からビールを開けてみた。

驚くほど簡単に酔える。しかも酒が進む。

テレビのリモコンを手に

「なんだよ、メジャーリーグはやってねぇのかよ!イチロー観せろよ、イヒヒッ」

とか言いながら高速ザッピング。目が回った。

Nega1

仕方がないのでイタリアのラグビーを観た。これが面白い。

ラグビーというよりケンカだ。

「すげぇな、なんで試合と関係なく殴り合ってんだよ、イヒヒヒッ」

2試合観た。

そして日も暮れ、ビールも飽きてきたのでそろそろ夜ご飯でも作るかと

冷蔵庫を物色しようとしたところ

冷蔵庫内には何もないことにこのときになって初めて気づく。

21時・・・もはや、どこもやっていない・・・。

仕方ないので夜ご飯はポテトチップとピスタチオとクッキーで済ます。

この渇きものたちから、のどを潤すために仕方なくまたビールを飲む。

苦痛・・・お腹がタポンタポンと鳴っている。


そしてプロレスを観ながら、いつの間にか寝ていた・・・最低だ(笑)

2006年5 月23日 (火) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)

ダヴィンチコード、そしてチャンピオンズリーグ

Codice

完全に調子にのっていた。

ダヴィンチコード・イタリア語版を買ってあるのだが、さっぱり進まない。

まだ10ページ読んだかどうかというレベル。


当たり前だが、辞書を片手に読み始め

話が進むごとに引く回数も減るかなと思いきや

ページを重ねるごとに増えている。そして、話がさっぱりわからなくなる。

辞書を引きながら本を読むって、こんなにつまらないことなのか・・・

枕元に置かれたコイツの威圧感は、ベッドに足を遠のかせる(笑)

始末が悪いのは、日本にいた間に

ある程度のストーリーを把握してしまったということ。

きっと読み終わらないだろう。

3000円もしたのに・・・本高すぎだよ、イタリア。


で、今日はチャンピオンズリーグの決勝戦がテレビで行われるので

当然、練習は中止。

去年のこの日は練習があったのだが、出席選手は僕、アメリカ人選手

そしてベネズエラ人の監督のみだった。

イタリア人選手たちは全員練習をサボりやがった。

仕方がないので3人で彼らを罵倒しながら

3角形になってキャッチボールなんかして帰った。

この日、アメリカ人選手が発した「SUCK MY DICK !!」は

映画を見ているようで感動ものだった(笑)


で、今年は日にちを換えたほうが賢明ということで明日に変更された。

僕もなんだかんだ言いながらけっこう楽しみにしていたのだが

仕事で試合開始時間には家にたどり着けなかった。


仕事終了後、あわててバイクで街を疾走する。

いつも感じるのだけど、サッカーがある日は街が死んだように静かだ

試合中は、間違いなく若い子達は街中にいない。


いつか野球がこんな感じになって

パレルモの試合中は街中に人っ子一人いないなんてことに・・・

確実に有り得ない話だな☆

2006年5 月18日 (木) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)

どうするか・・・

Douage

昨日日記を書かなかったのは、決して落ち込んでいたからではない(笑)

仕事でパレルモに戻れなかったためだったのだが

こうして1つ前の日記を見てしまうと

現実を突きつけられているようで、やっぱり落ち込みそうだ(笑)

ブログってすごいな。


僕はここにもう1台デジタルカメラを持って来ているのだが

5年ほど前に買ったデジカメで、いま使うにはちょっと無理がある。

昨日の仕事でも不便さがあった。

仕事仲間から1台借りて仕事をなんとかクリアしたが。


で、彼女にまた相談。

そして「ドイツ行けば?」という謎の発言。

また奇怪なことを・・・と思ったが、案外当たりかもしれない。

ヨーロッパで1番安くカメラが買えるのはドイツのような気もする。

実際どうなのだろうかとネットサーフィンを試みるが

僕のパソコン環境ではサーフィンなんてできなかった・・・

なんせ1分でやっと1ページが更新されるという

何十年前だよ!と言いたくなるのろさ。

それでも、やらないわけにはいかない・・・


先週の木曜以来、野球をやっていないせいだろうか

なんかストレスが溜まりやすい身体になっている。

せめてブログだけでも野球のことを書こう

明日は練習もあるし☆


ということで、東京の僕のチームの写真を載せてみた。

大田区・ナンバー1草野球狂チームの称号を手にした瞬間☆

あ、ちょっと癒された。

2006年5 月16日 (火) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)

途方にくれる

えぇ。今日はなんだか朝からおかしかったんですわ。


明日の仕事の服装が

「スーツまで堅くなく、それでいてジーンズまで砕けてない感じ」

という、実に微妙なオーダーで

そんな準備、東京からまったくして来なかった身としては

「買わなきゃなぁ・・・」と軽く憂鬱だったんだけど

ここは考えを変えて、せっかくだから質の良いシャツとか買っちまおうと。


多少高くてもシャツなんて当分使えるだろうしという甘い算段で

値札も見ずに購入したシャツが100ユーロ。(15000円くらい)

日本だったらちょっと高めかな?で済む金額かもしれないが

ここでそんなシャツ、マ●ィアか服狂いのゲイしか買いませんよというレベル。


Festacasa5


しかしなぜか何の気にも留めずあっさり購入。

そしてそれに合うパンツなんかも買って、うきうきで帰宅。


途中、パレルモで1番高くて1番美味しいと僕の中で思っているハム屋に行って

生ハムやらチーズやらを買いまくる。

だいたいこっちのチーズやハムって日本とは比較できないくらい安いんだが

なんせとっておきのその店でも、選りすぐりなハム連中を買ったせいで

5000円くらい使っていた。こういう感じで、何か今日はおかしかった。


夜、家で友人と食事。

彼は日本の子で、ここで料理人として働いている。

イタリアから見たら、食材の全く恵まれていない日本という土壌で

10年近く腕を磨いた彼が作る

ここイタリアの食材をふんだんに使った料理は、掛け値なしに超絶品だ。

おそらく今シチリアで1番腕の立つ料理人とは、彼のことを指していると思う。

そんな彼が仕事の休日を利用して、僕だけに料理を作ってくれる。

もうそれは、極上のひとときであるーーー


Festacasa2

「せっかくだから写真でも撮ろうかー?

 あー、ちゃんとした皿買ってくれば良かったなぁ~」

とかノリノリで部屋からカメラを持ってきたときに

カメラのなかで「カラカラ」と音がした。

気のせいだと思い、それでも気になったのでシャッターを切ってみる・・・


「画が半分写らねぇ・・・・・・」


Elotta


シャッター関連の不具合だ・・・ヤバイ、ここでは修理なんて・・・

北部の修理センターに送ったあと、1ヶ月ほど後に直るかどうかの返事がくる

そして手元に戻ってくるのは、その1ヶ月後・・・有り得ない。


しかも仕事仲間がイタリアで直しきれなかった機材を

僕が日本に持って行って修理を依頼したところ

「この機材、私共の前にどなたか開けていませんか?

 そのかたの分解の仕方が酷くて元に戻せないんですよー。
 
 元々の故障部分は簡単に直せるんですが・・・」

実話である☆もう修理とかそんなレベルじゃない。


明日の仕事をどうするか・・・もうそのことで食事どころじゃなくなってしまう。

そして完全にテンパっているので

その壊れたカメラで撮影を試みている僕がいる・・・もう必死である。


鬼のようにシャッターを切りまくっているうちに故障ヶ所完全判明・・・

「あ、ここが壊れてるのならなら撮れないこともない・・・
 
 でも仕事で使うのは完全に無理だ・・・明日は・・・」

それがわかってもシャッターを押し続ける。

さっさと仕事仲間に電話しろよ、という冷静な考えは微塵も浮かばない。


続けざまに、今日買ったシャツも撮った。

茫然自失なくせに、シャツのシワを必死に消そうと試みている。

そして頭の中では、ファインダーに写る画が良いものなのか全く理解できない。

しかし、あぁでもないこうでもないと動きだけはやめない・・・

その姿はおそらく、悪あがきという言葉がぴったりだっただろう。

いやーな汗を背中にかきながらシャッターを切った。


ここパレルモの仕事では大活躍だったカメラがもう使えない・・・

ここでカメラを買うんだったら、飛行機で日本に飛んで

買ってしまったほうが安く済む・・・

しかしさすがにこの時期に東京行きは・・・


で、彼女に電話。あわよくば彼女の来パレルモに合わせて

持ってきてもらえるかもしれない。

絶望からかすかに光が見えた。期待で膨らむ。

「あのさ・・・パレルモにいつ来るんだっけ?」

「ん?7月かなー」

・・・頭が真っ白になるとはこういうことを言うのか。


とりあえず自分を落ち着かせるためにワインを開ける。

イタリアにいるからこそ飲める超高級ワイン。

まったく味がしなかった・・・

2006年5 月14日 (日) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)

夜空の誓い☆

↑という題名の坂本冬美の歌が聴きたい☆

あぁーここらへんが聴きたくなるってことは

そろそろ日本が恋しくなっている・・・

どうやらこれには法則があるらしい。

Yakei10

昨日、今日とへべれけになるまで飲み歩いた。

そして、先ほど友人と立ち寄った立ち飲み屋で出された

リモンチェッロというレモンのお酒が美味しかった。

「美味い、美味い」と調子にのって飲んでいたら

周りにいたシチリア人たちが

「おー、日本人がリモンチェッロ気に入ってるぞ!」

と誇らしげに騒ぎ出した。

僕はさらに調子にのって訳がわからなくなるまで飲んだ。

2杯目まではお金を払っていたのだが

3杯目からは誰が払ったのだろう(笑)


で、フラフラになりながら帰宅。こうなると必ず僕は音楽を聴く。

そしてチョイスは決まって日本の音楽。

で、部屋から流れる音楽を聴きながらベランダに出る。

なんとなく空を見ると、日本を思い出す。

帰りたいとかではなく、なんか人肌が恋しくなっている・・・

どうにもならない事なので忘れようとするが、それもどうにもならない。

こういう状況で日本の音楽を聴いてはいけない

そしてこうなるまで飲んではいけない。

だから普段は、なんとなく自分でストップをかけている気がする。


こういうのはフラフラの頭で考えることではないので

無闇に素振りをしてみた。飲んだ酒が汗になって出てくる。

頭が揺れて吐き気すらもよおす(笑)


でも少し日本のことを忘れられた気がした。

2006年5 月13日 (土) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (7) | トラックバック (0)

「あれ?身体ゴツくなった??」

昨日友人から言われた。 Capod2


毎日素振りをしているのでそのせいだと思い

「そうかもねー☆」とか

ノリノリで返答していたんだが

今日の練習前の体重測定で

日曜日から3キロ太っていたことが発覚


「この前の試合で沢山打ったからって

 調子に乗りやがって!

 キミは毎日祭りをやってましたかー??

 3キロ戻さなかったら試合出さねぇぞ!!」

と脅迫され

「今、昼ご飯食べたばっかなんだよ~」

と、試しに言ってみるが

さすがに3キロはヤバイ・・・ Massimo


「やれるもんならやってみろ!

 今このチームで僕が抜けたら

どうなるかわかってんだろうな!?」

と恫喝してみたかったが、

ホンキで試合に出してもらえなくなりそうなのでやめておいた(笑)


金、土、日で落とすのか・・・

走ることしか思い当たらないんだが・・・

2006年5 月 5日 (金) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

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