3つ目の優勝が決まって、祝勝会が行われた。
街から離れた所に、チームメイトの1人の別荘があって
そこに夕方集まった。
食べ物や飲み物はチームが出すと言われているにもかかわらず
それぞれがビールやウォッカ、つまみなどを持ち寄る。
なんかみんな律儀だなぁ。
しかも、OBや関係者やらも
1ダースセットのビールなんかをわんさか持ってくるので
酒はとんでもない量になって
結局ビールは200本以上、
ウォッカなんかも30本以上準備された。
いったい1人あたり何本飲めばいいんだよ!(笑)
1人2人と集まって、なんとなく宴は始まり
選手や関係者の恋人や友人、家族なんかと
朝までバカ騒ぎし、
本場?のコサックダンスを見たり
完全に酔いつぶれているくせに決してギブアップせず
キャッチ・アンド・リリースを繰り返しながら飲み続ける
ツワモノ選手が現れたり
そして僕は、案の定というか
全員の前で日本語の歌を歌わされたりした。
時計が1周するまで続いた宴の間中
ひたすらウォッカの回し飲みは続き、
ピーナッツなどのつまみにまで
ケチャップをかけながら食べている光景を見たとき
「あぁ、いま僕はリトアニアにいるな☆」
と感慨深くなった。
この翌々日だったか、アメリカ人のチームメイトは
リトアニアを離れ、僕も1週間ほど待って、彼に続いた。
チームメイトの1人が空港まで送ってくれて
「また野球やろうな」と言い合って別れたときは
やっぱりまた泣いてしまった。
ほんと、空港で泣いてばっかだな(笑)