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八木虎造〜世界中で野球する男〜

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準備はできた。あとは寝るだけ・・・

現在午前2時。

無駄にがっつりと昼寝をしてしまったせいで眠れない

明日というか今日6時に起きなきゃいけないのに・・・


明日は今シーズン初のホーム試合だ。

そして僕にとって3週間ぶりの試合。

長かったなぁ。ここでこんなに試合ができないなんて。


梅雨時の多摩川で毎日曜日雨が降ってしまい

1ヶ月間試合ができなかったことを思い出した。

東京だとけっこう普通にこんなことあったんだなぁ。


この3週間、いつも以上に個人練習をして

夜中に1人で走りこんだり

肉離れ再発ぎみだったところを

なんとか痛みが消えるところまで回復させ

できる準備は全て整えた。


で、球場。

壊れたままだ。グラウンドはボコボコ。

そして僕が守るサードはとんでもないことになったままだ。

でも良いや、鼻の1本ぐらい折れたって☆

なんかそんなことを考えてベッドにいると

気持ちが高ぶってしまい、余計眠れない・・・


明日のことを考えるとさすがに寝ないとまずい。

対戦相手というより、最大の難敵はやっぱり太陽。


現在、ここシチリアでは満月がビカビカに輝いています。

2006年6 月11日 (日) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)

美肌世界一をねらって☆

Bihada


世界にどれだけの野球人口があるのかは知らないが

日焼け止めクリームを塗ってプレーする選手って

かなり少ないんじゃないだろうか?

さらには試合中にユニフォームをおもむろに脱ぎだし

塗りなおしをする選手は、ほぼ皆無なんじゃないだろうか?

僕である☆


日焼けというか、野球焼けがとことん嫌だ。

通称土方焼けが嫌なんじゃない。野球焼けの象徴は首の後ろ、

そして次が目の下。ものすごい局部集中。


かれこれ塗り続けて10年が経つだろうか。

日本のチームメイトに気持ち悪がられ

イタリアのチームメイトからは

アジアンゲイボーイ呼ばわりされるが、断固止めない。


こんなバカみたいに太陽が照り続けるところに来て

しかもその下でアホみたいにグラウンドに転がったりのた打ち回ってるくせに

往生際が悪いのは充分承知の上だ。


今年最初の後悔は

日本で買っておいた日焼け止めクリームを持ってくるのを忘れたこと。

で、こっちで泣く泣く買ったんだが、案の定効き目はさっぱり・・・

みるみるうちに腕が黒くなってきている。

やっぱ日本製ってすげえや。身をもって実感するわ。


ってこんなことやっておいて

チーム内で1番日に焼けているのは僕だったりする・・・

まさか、僕が塗ってるのってサンオイルじゃねーよな???

2006年6 月 9日 (金) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (8) | トラックバック (0)

1番手の理由。

Rennsyuu

練習日、僕はいつもみんなが来る1時間前に球場に入る。

誰もいない球場を1人でランニングして

続いて走塁の練習、バットを素振り、そしてグローブを磨く。

この時間がたまらなく好き。少々ナルシストな気もするが(笑)


こちらの家庭に招かれ、手の込んだシチリア料理を出してもらい

そこのお母さんから「どう!?」とかなり自慢げに質問され

「こんなの食べたことない!すごく美味しい!!」

・・・嘘だ。

僕はこのセリフを言いながら

(これ都内でよく食べてたなぁ)とか考えていたりする。

そして東京のことを少し想ってみたり。

もうここに来て2年目。

さすがに「オレ、いまシチリアにいるぜー☆」

と実感できる瞬間は少なくなってしまった。


でもこの1人練習の時間は、いまだに実感中だ。

1年もこの球場に親しんでいるのに、いまだに違和感アリ。

僕のイメージの野球は、「草」であって土手沿いでやるものだ。

だから、この球場を独占している自分に焦る。野球感貧乏症(笑)


そしてこの景色。

普段バイクなんかでざっと通り過ぎる景色を

じっくりと眺めながらランニング。

何かとんでもないところに来てしまっているような感覚すら覚えてくる。


海外に出ている日本のスポーツ選手なんかが

練習1番入りや、居残り練習をやって

「やっぱり日本人は練習が好きで・・・」

みたいなコメントを書かれていたりする。

半分当たっていて、半分ハズレていると思う。


スーパースターたちも多分

単純に1人になりたいだけなんじゃない??

2006年6 月 8日 (木) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)

「第1回選択希望選手、パレルモ・・・」

Draft1_1


今年、我がチームのドラフト1位は彼である。

本当はドラフトなんてないんだけど、気分的に(笑)


彼は現在17歳。

去年の春から野球を始めた。現在、野球歴2年目。

父はチームパレルモ創成期のメンバーで

彼は幼少時代、父親の試合を観に

パレルモの球場によく足を運んだそうだ。

そんな父に憧れて野球を始めたと言っていた。


チームパレルモにも育成システムがあって、

16歳以上の子は誰でも練習に参加できる。

そして何年か野球に親しみ、入団テストを受ける。

ただ今年はセリエCだったり、慢性的な選手不足なので

入団テストはない。


彼と出会ったときのことは鮮烈だった。

練習に行くと、球場には見慣れない若い子たちが7,8人いて

彼らに監督がノックをしていた。

球場に着いた選手は僕が1番手だったので、それを手伝う。

彼らがショートあたりのポジションでノックの球を受け

そしてファーストベースにいる僕に投げる。

ノックをする監督は、努めて易しい球を打っていた。


そして彼の番。

ノックの球を体の前にエラーした彼は

その球を手で拾うのではなく、蹴っ飛ばして僕に送球した。

彼の蹴った球が、僕のところに届くまで

速くてキレイな送球が来たことにびっくりした。


こっちの選手はよく、野球のボールを使ってリフティングをして遊ぶ。

それを見てベネズエラ人監督、アメリカ人選手、そして僕は猛烈に怒る。

ただこのときの彼の行動を見て

「これってむしろ合理的じゃないか?

手で捕って、投げる動作が省けるわけだし・・・」

とか思ってしまう。それぐらいキレイなシュートだった(笑)

でも案の定、監督にはめためたに怒られていた。

そして彼の表情は「は?何で僕怒られてんの??」という表情。

もう完全にマンガの世界だった(笑)


そして今年、ひょんなことから彼は正式メンバーになる。

ある試合の当日、選手が8人しか揃わなかったことがあった。

あわてる選手たち。

登録メンバー表を見て、その場でとにかく電話しまくる。

でも、主だった選手たちは「ここに来ていない」イコール

「仕事でどうしても参加できない」というサインなので

当然ながら電話をしても色好い返事はもらえない。不戦勝か・・・

そんなとき、彼が「行く!」と手を上げた。


「あれ、彼入団してたっけ?」僕が他の選手に聞くと

登録の際に、間違えて未入団の若い子達も登録してしまっていたらしい。

ナイス・ミス!! とにかく試合が出来る。

彼がその場に到着したとき、みんなで彼を抱きしめた。


そして試合。

彼はライト・9番で先発出場。

彼の守備機会は1回。

彼の守備位置に飛んだ瞬間、チームにものすごい緊張が走った。

セカンドを守っていた僕はとにかくダッシュで彼の元に。


しかし彼は、練習でもほとんどまともに捕れたことのないフライを

両手で拝むようにして、しっかりキャッチした。

チームメイト全員で大歓声。超ファインプレーなんてもんじゃない。


さらに圧巻は続く。最終打席で、彼の振り抜いたバットに鈍い金属音。

打球はふらふらとライトの前に落ちる。

試合はすでに決まっていたのだが、もうそんなのは関係ない。

ベンチ内はホームランが出たとき以上の盛り上がりを見せた。

ファーストベース上にいる彼は

照れまくりながらもベンチにガッツポーズ。


去年、あのノックを受けた若い子たちの中で

今でも残っているのは彼だけだ。

みんな勉強が忙しいとかで、練習に顔を出してこない。

ところが今日、その中の一人が球場に現れスタンドでポツリ練習を観ていた。

それを発見した監督は、グラウンドに彼を招き練習に参加させた。


バッティング練習。その男の子は1度も前に打球を飛ばせなかった。

そしてドラフト1位の彼。

前に飛ばすのは当然というようにバットにコツンコツンと当たる。

そして力のない打球だが、外野にも何球か飛んで行く。


あのノックを受けた時点では、彼はダントツに1番下手だった。

そして明らかに僕より体の大きな子達の中で1人

ひときわ線が細く、小さかった。

でも1年で彼は、他の子たちをごぼう抜きした。


彼は今年、まだ1度も練習を休んだことがない。

そしてこの先も休まないだろう。

チームパレルモにまた1人、野球狂誕生☆


Draft2_1


2006年6 月 7日 (水) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (80) | トラックバック (0)

イタリア式・野球用品購入術☆

Palle


ご存知のとおり、イタリアはサッカーの国。

どこのスポーツ用品店に行ってもサッカー用品は簡単に手に入る。

スーパーマーケットに行っても、サッカーボールを売っていたりするくらいだ。


最近イタリアはバスケット、ラグビーを盛んにプッシュしているので

そこらへんの用具も、イタリアの果てシチリアで購入できる。

だが野球用品は・・・ここでは購入できない。

野球用品を売っているお店は

シチリアから最短距離だとローマにある。

日本で例えると、沖縄(シチリア)⇔関東(ローマ)といった感じか。


そしてまずこのローマのお店に電話する

「チーム・パレルモなんだけど、今年のカタログある?」

そうすると、そのお店にある商品を集めたカタログが2週間後に送られてくる。

そしてそのカタログの写真なんかを見て、再びローマに電話。

ラッキーなら2週間後、アンラッキーなら1ヶ月後に商品が手元に届く。

こんな感じで個人用のバット、グローブ

チーム用のヘルメット、ボール、ユニフォームなんかを購入していた。


だが最近、革命が起きた。

前にも書いたが、我がチームのインテリジェンス部門筆頭のある選手が

アメリカの野球用品を扱うお店のサイトに

「全世界に1週間以内に届くでしょう」と表記されていたことに気づき

試しにやってみたところ、5日で着いた。

さらにはものすごい商品の数。

グローブで検索をかけるとエンドレスに商品が出てくる。

ローマのお店のカタログには、だいたい20種類ほどのグローブが記載されていたんだが

キャッチャーミット、ファーストミット込みで20くらいだ。

その中から選ばなきゃいけないのは、さすがに無茶だと思う(笑)


しかも、どんなからくりがあるのか知らないが

ローマからの国内郵送で2週間以上かかるのに

アメリカからやってくる商品は1週間以内。意味がわからない(笑)

もう選手全員、そのサイトにとりこだ☆


そして、我がチームは財政難、選手の仕事の関係でセリエAから自ら降りて

現在セリエCでプレーしている。A、Bは全イタリアをサーキットするのに対し

Cだと、シチリアを中心にイタリア南部だけのサーキットで済む。

そんなこんなで、どうやら今年は予算が余ったらしい。

運営スタッフがボールを沢山購入していた。


ところが沢山あると、ボール1つ1つの扱いが適当になる。

練習用に用意していたボールが50。

しかし次の練習には45しかない。そしてニューボールを5つ新しく補充。

ところがまた減っている、45。さらには40,35・・・

そして球場の隅にボールがぽつんと落ちていたりする。

そしていつの間にか用意していたボールたちが底をつきかける。

これに監督がキレた。「もうボール買わないからな!お前らが管理しろ!!」


それから2ヶ月後。

ほとんどのボールが、写真のようなボールになってしまった。

これがバッティング、ノックなどで使われる。

しかもシチリアは雨がほとんど降らないはずなのに

なぜかボールは水を含んでいて、異常に重たかったりする。


僕はこれに慣れない。試合と全く違うボールを使っているようで

「これじゃ練習になんないよ!!」

と、けげんな顔つきで言ってみた。選手たちはそれにびっくり。

考えてみたら、去年もこんなボール使ってたなぁ。

もうみんな慣れっこなのか・・・日本で僕、甘えてた??


日本の野球用品店で、直にグローブに触りながら

「このグローブは手にしっくりくるなー」とか言いながら

「買う」「買わない」を選んでいたあの頃が懐かしい・・・

2006年6 月 6日 (火) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)

練習後、至福のとき☆

Stig


パレルモ野球、なんだかんだ言ってもプロなので練習日がある。

今年はグラウンドを破壊された関係もあって

週に2回と少ないが、先シーズンは週3回だった。

ただ、全選手他の仕事があったり、大学に通っていたりするので

出欠はけっこう自由だ。だいたい週に1度は来いよ、という程度。


練習時間は午後5時から7時30分くらいまでで

選手たちは仕事を中断して、野球をしに来る。

職業は大学の助教授、弁護士、外科医、精神科医、

建築家、役所務め、貿易商などと

けっこうしっかりした肩書きがついている選手ばかりで

午後の仕事出なくていいのかよ?と思ってしまうが

そこはさすがイタリア。


で練習内容は、バッティング、守備練習なんかを全員で行い

ピッチング、走塁(僕しかやってない)なんかを個人練習でやる。


1通り終わって球場を後にする。そこから僕にとって至福のときが始まる。

球場から自宅まで、僕のおんぼろバイクを飛ばして約30分。

しかしすぐには帰らない。

球場を出てすぐのあたりに「スティギォーラ屋」というのがある。

スティギォーラとは牛とか羊の腸の部分で、にょろにぃろと細長く

非常に脂身が多い。日本の韓国料理屋や焼肉屋でも食べた記憶がある。

(写真のにょろにょろは残念ながらスティギォーラじゃありません
 
今日行ったら売り切れてた・・・)

スティギォーラはゾウモツ系の食べ物で、パレルモ人は食べる。

そして他のイタリア人はマユをひそめる逸品☆

と言っても、パレルモ人でも若い子たちは

ほとんど食べないんじゃないだろうか?

なのでチームメイトたちと帰り際、軽くビールを飲むときは

「スティギォーラ屋」には行かない。

「ヤギ、おれスティギォーラ食べられないんだよ~」とか言ってくるので

仕方なくパニーニ屋に変更する。外国人に気遣わせやがって(笑)

Nomi2


話をスティギォーラに戻す。

べろべろに伸びた生の腸を、炭で熱くなった鉄板の上にのせる。

ものすごい煙とともに、辺りに日本の焼き鳥屋のような香りが充満する。

そして充分に焼かれたスティギォーラを

包丁で細かくひとくち口大にしたら出来上がり。

スティギォーラを手渡されたら塩をふり、レモンをかけて食べるのだが極上☆

そして近くのスーパーで100円くらいで買えるビールを片手にむさぼる。

練習で水分不足になっているせいか、一気に酔いが回る。

時間は20時とはいえ、ちょうど日暮れ時で

その日差しを浴びながら飲み食いしていると

「もう今日は何もしなくていいや~☆」と開放感に包まれる。


家に帰ることすら面倒くさい。だが気を取り直してバイクに乗る。

「おい、オマエ飲酒運転だろ!」というおとがめの言葉は必要ない。

それ以前に、僕はノーヘルである(笑)

これこそがシチリアスタイル☆

2006年6 月 2日 (金) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (8) | トラックバック (0)

俺たちサングラス好き!!

Oretati2


僕は思うのだが、イタリア人というかシチリア人のおしゃれの基本は

洋服や靴ではなく、サングラスだ。


明らかにバッタものだとわかる洋服屋街があって

プラダのロゴが入った短パンが700円くらいで売られていたりするのだが

そういう服を買って着ている人でも

おそらくサングラスは相当に高いものをしている。


街中で、お葬式の光景に出くわすと

普段はTシャツにジャージで過ごしているようなおっちゃんたちが

その日ばかりは革靴、スラックス、白シャツの神妙なおもむきなのだが

サングラスだけはその年に買った流行の

彼らからするとおそらくとっておきのサングラスをしている。


2年ほど前、浜崎あゆみが数年前にしていたような

レンズが大きめで、色つきのサングラスを装着しながら

葬式に参列している人をよく見かけ、文化の違いかもしれないが

さすがにあれは度肝を抜かされた(笑)


で、野球選手。

このブログの選手紹介用に写真を撮ろうと思い

顔写真をお願いすると

「おーわかった!ヤギちょっと待て、サングラス取って来るから!!」

と言って、着替え部屋に取りに行こうとする。

顔写真を撮るのにサングラスは必要ないだろう(笑)


で、その旨を伝えても納得しない。

「じゃ、わかった。サングラス込みとサングラスなしの両方撮ろう!」

と解決案を提示して何とかなる。

彼らはサングラス込みの自分の顔写真を撮られて非常に満足そうだ。

そして僕はおもむろにそのデジタル写真をその場でこっそり消した。

顔写真でそんなにシャッターを切ることになるとは思っていなかったので

余分な写真を入れるスペースがなかったのだ。


それで後日

「ヤギ、この前撮ってくれた写真もらえないかな?恋人にあげたいんだよ」

と言われてたので、写真をプレゼントしたところ

「違うよー!サングラス付けて撮っただろ、あれが欲しいんだよ!!」

「もうないよ。消しちゃった」

「なんだよー!じゃ、撮り直そうよ!!

う~ん、今日はダメだ。良いサングラスじゃないから。

今度の練習の日に、今年買ったサングラス持ってくるからそのときにしよう!」

なんだよ、写真撮られたいだけかよ。


で、上の写真。 すげぇ満足そう(笑)

2006年5 月31日 (水) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)

ミンキァ!!

Hituyou002

僕がチビッコたちとたわむれ、洗礼式の写真を撮っている間

選手たちはシチリアを離れ、イタリア本島で試合をしていた。

仕事終了後、さっそく選手に電話。

15対14、勝利。

着替え中の選手たちが歓喜しながら

「オカマ野郎!オマエがいないから勝ったぞ~」

という声が僕の受話器に届く。くやしいが何も言えない(笑)


一通り話したあと電話を切り、ふと思った

勝った理由は??僕がプレーしなかったから???

だんだん我がチームの勝利が複雑に感じてくる・・・

嫌な夜になりそうだ(笑)

2006年5 月30日 (火) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)

エロ画像ください☆

Ero2


明日、僕は仕事のために野球に行けない。

その報告をチームメイトにメールで送った。

ことあるごとに僕らはメールでコンタクトを取り合う。

練習日について、外出の誘い、試合の反省点など

そして必ずそのメールにエロ画像を添付する(笑)


いつの間にかこの風習になっているのだが

たぶんこれを1番最初にやったのは僕だ(笑)

「ヤギ、オマエは日本人だよな?

だったらキャッツアイのエロ画像手に入らないか?」

そんなオーダーだったと思う。

そしてその手に関しては右に出るもののいない僕の友人から

簡単に手に入れ、彼に送った。

そしてものすごい反響。他の選手なんかから

「オレも子供の頃、親に隠れてキャッツアイ観てた!!もっとくれ!!」

調子にのって色々送ったら、祭りが始まった(笑)


今日、またもやその友人が送ってきたエロ画像を添付したのだが

戻ってきたレスは、僕が明日プレーできないことについてではなく

ひたすらその画像の話題。

明日、「1番・サード」で先発予定の選手が

土曜になって行けないと言ってるにも関わらず

監督から送られてきたメールには

「ヤギ、おまえこの画像どこから取ってきた?URL教えてくれ!!」

としか書かれていない・・・オレ、いなくてもいいのか?(笑)

そして彼らの感想

「やっぱ MADE IN JAPAN はエロ画像でもクオリティ高いなぁ~」

どの世界も男って・・・(笑)

2006年5 月28日 (日) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (2)

「要」の女

パレルモを離れる日本の子から吉本ばななの本をもらった。

「昔これ読んだなぁ」という懐かしさはあったものの

いま日本の本を読む気分ではなかったので、誰かにあげようと考えた。

あげる相手は決まっている。この写真の女の子だ。


Malianna2


この子は、チームメイト(キャッチャー)の彼女なんだが

吉本ばななの本をおそらく全部持っていると思われるくらい

吉本ばななのファンで、読み方がまたすごい。

「イタリアだと吉本ばななの本で出てないのがあるのよー」

と、さらっと言う。

他国に行った際、イタリアで出版されていない吉本ばななの本を買うらしい。

彼女の家族はサーカス団で、ヨーロッパ中をほぼ1年中サーキットしていて

いまは勉強が忙しいらしく、彼女だけパレルモに残っているのだが

そんな環境もあって、英語、フランス語、スペイン語、そしてイタリア語を難なく話す。

そしてパレルモ語も完璧に理解している。これはすごい・・・


パレルモ語はヨーロッパでもかなり異質な言語らしく

よくイタリア人ですら字幕なしでは解読不可能と言われていて

他の地方のイタリア人にパレルモ語を披露すると大爆笑される。

そんな言葉を彼女は自在に使いこなす。ちなみに彼女はパレルモ人ではない。


そんな彼女は日本に行って吉本ばななのサイン会に行くことが夢だそうだ。

彼女だったらそのときに日本語で吉本ばななと会話しているかもしれない。


今の僕の夢は、彼女のように言葉で苦労しない人間になることだ(笑)


Gasmalib

2006年5 月27日 (土) カテゴリー: イタリア・野球 | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)

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