野球素浪人

八木虎造〜世界中で野球する男〜

フォトアルバム

アバウト

2010年2 月

日 月 火 水 木 金 土
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

アーカイブ

  • 2010年2 月
  • 2009年7 月
  • 2009年3 月
  • 2008年9 月
  • 2008年3 月
  • 2008年2 月
  • 2007年12 月
  • 2007年11 月
  • 2007年10 月
  • 2007年9 月

カウナス・リトアニカ選手一覧

  • 55 シギタス 監督

チーム・パレルモ選手一覧

  • 監督 リカルド

最近の記事

  • ブログ移転します
  • 知らない夏
  • 撮影されるときは、着ている白いTシャツのお腹の辺りをできるだけピンと前に引っ張って、首元にできている影を消せ
  • 地図は変わらず・・・
  • さあさあWBCですね
  • 残暑見舞いとマニアのみなさまへ
  • ウォッカとトマトケチャップと、3つの優勝メダル
  • 初代3冠チャンピオン☆
  • ありがとうございました
  • 『告知~週刊プレイボーイに出ています~』の記事のコメント欄に対して

カテゴリー

  • その他 (57)
  • イタリア・シチリア (38)
  • イタリア・野球 (74)
  • イタリア・野球、サッカー (3)
  • リトアニア生活 (12)
  • リトアニア野球 (29)
  • 告知 (9)
  • 日本 (9)
See More
フィードを購読
Powered by Typepad

~~ただいま禁煙中~~

Arte2


禁煙である。

スポーツマンは吸っちゃいかんなんてことは百も承知だが

日中、汗と泥にまみれながら駆けずり回り

たまり溜まった仕事のストレスたちを

タバコを吸うことによって和らげ・・・

なんて都合の良い理由をつけて、20歳になるわずか数日前から吸い始めた。

完全に大人デビューじゃないっすか!カツコワルイョ☆


1月の初め、サンタクララに到着した日に、急に禁煙を思い立った。

生涯初の禁煙中☆そしてほぼ2ヶ月が経過。

ここまで、いともあっさりと禁煙できてしまっていることに

逆にビックリしている。

なんかもっと禁断症状とかが凄くて、身体がしびれたり

四六時中タバコのことを考えてしまったりするんじゃないかとか思っていただけに

ちょっと、ある意味期待ハズレだ。


で、禁煙を始めて1つだけおかしな行動をとり始めている・・・

歯磨き。回数が尋常じゃない。1日8回とかやってしまっている。

なんか口の中が過剰反応しているせいか

食後の口の中の油の残り感が我慢できない。

帰宅するなりチビッコがすぐさま手を洗いに行くように

僕は歯磨きをする。

なんか、歯を磨いていると異常に落ち着く・・・


そして、今こうしてパソコンに向かっている間も

僕の電動歯ブラシの電源は『ON』になっている。

1日8回・・・そういえば僕は、タバコを吸っていたとき

1日にだいたい8~10本吸っていたような・・・

やばい?病んでる???

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (1)

なぜ僕は「楽園、楽園」と連呼しているのか!?

Santi005

(写真1・練習後、おもむろに野球談義が始まる)


イタリアに住んでいるとき、フラストレーションの溜まることがあった。

それは、街行く男どもがたいしてろくに仕事もせずに

毎日毎日サッカーの話ばかりしていたことだ。

僕の仕事場にやって来ては毎日毎日「あのチームがどう」だの

「オレのチームが弱い」だのと、よくもネタが切れないなと思うほど

話し続けやがる。

「ヤギ、日本人のオマエから見て、オレのチームには何が足らない??」

知るか。オマエの労働意欲が足らないことだけが不満だ。

そして、こういうオッサンが

実はシチリアで一番デカイ銀行の、相当のポストの人だったりする。

つまり職種、有無職関係なく、男は皆サッカーの話ばかりしていた。


いや、別にサッカーが嫌いじゃないんだよ、僕は

むしろヨーロッパ独特のサッカー場の雰囲気は、男臭くて大好きだし

住んでる街の名前をしょってるチームの動向は

やっぱり絶えず気にしていたし。

でもねぇ・・・入り込めないのよ、なんとなく。

「なんでオレのチームのあの選手は、あの時間帯にファールをもらったのか?」

という話を、1週間ひたすらし続ける気にはなれないって。

そんなの本人以外わかる訳ねぇだろ(笑)


ところがキューバの男共は、これの野球版をやるのだ。

朝から晩まで野球の話ばかりする

“オレのチーム”“オレの国の代表選手”そして締めは必ず

“WBCでなぜキューバは日本に敗れたのか?”

「先発の順番が間違ってたんだよ!」「いや、オーダが気にいらねぇ!」

サッカーの1週間どころの話ではない。

WBCって1年前のことなんですけど・・・


Santi006

(写真2・1時間後。人が入れ替わっているが、相変わらず野球談義)


さらに、僕の顔を見ると飛びつくように話し出す男共がわんさかいる。

「オマエ日本人か!あの決勝戦だけどさ~」

すいません、僕ほとんど観てないんです・・・

しかしキューバ男はそんなことでは屈しない。

「ワタナベシュンスケのアンダースローは素晴らしい!

なぜなら手首が・・・」

と、実演付きで説明してくれる。わかってるなぁ、キューバ男☆


だから、僕がもっとスペイン語を上手く話せるようになったら

“神様・パレッ”の素晴らしさについて、キューバ男たちにとつとつと語るつもりだ。


例えば、『明日この世が終わる』なんてありがちな想像をしてみる

間違いなくキューバ男子のほとんどは

「う~ん、とりあえず野球やっとくか!?」となるはずだ(笑)

そしたら頼む、仲間に入れてくれ!

間違いなくここは楽園だ☆


Santi007

(写真3・ついに照明が落とされても談義し続ける彼ら。

球場管理の責任者と、この球場をホームにしている監督、そしてその対戦相手の監督

の3者なので、もはや止められる者はナシ・・・)

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)

~~大泉洋って偉大だな~~

Bus


突然のサバイバル旅のはじまりである!

ハバナ行き・深夜バス12時間の旅!!!


並みの12時間ではない。

行程のほとんどで、まだコンクリートに舗装されていない砂利道を通過するので

大型バスが正体不明の大きな穴ぼこに落ちたりする。

座席にはトランポリンのような振動が絶えず訪れ、なかなかの座り心地だったりする。


さらに停車場所は、12時間中なぜか1ヶ所のみ。しかも停車時間は5分。

車内にはトイレが設備されているので

トイレ休憩なんか必要ないだろうというバス会社の算段か。


さっそくバスに乗る。

日本のような行き届いたサービスらしいサービスはない・・・いや、あった!

出発の数分前に、添乗員?のようなオッチャンが段ボールを小脇に抱え

乗客1人1人に何やら配り歩いている。

そして僕の手にもそれが・・・ラップに包んだパン1つ!

日本だったらハンバーグなんかで使いそうな円形のパンで、

見ると真ん中に切込みが入っている・・・

薄いばかりか、パンのサイズにおよそ似つかわしくない

気持ち程度の、ごく小量のハムが挟んである!!

サービスはこれ1つだ。ボトルの水もあわせて配るとか

そういう“西の”文化を導入していないあたりが、すごくステキだ☆

この、のどを通過させるのも大変そうなガリガリの硬いパンを

水なんかで口を潤わせたりせず、モクモクしながら食べる。

12時間でパン1つ、これがキューバ流!


バスが出発するなり、車内はビデオ上映の開始である。

バス自体は、日本の深夜バスなんかでも使われていそうなもので

テレビなんかも搭載されている。

上映されたビデオは、『トリプルX』!!

いちいちの大音量で、

「さて、そろそろ音楽でも聴くか」とか「本でも読むか」なんて

そんな裕福な余裕をこちらに与えてくれない。

他のことが全く何も手につかないのだ。

「仕方ないから観るか・・・」という感じで乗客全員が観ていた。


ビデオが終わり、2時間ほどの軽い監禁状態が解かれる。

耳障りな音が止み、ほっと一息している間もおかず

ビデオタイムは2本目に突入。なんと2本目は『あずみ2』!!!

先ほどパンを配っていたオッチャンが、最前列の自分の座席から立ち上がり

僕の座席のあたりをうろうろとやって来て

僕に向かって親指を「グッ」と立て、勝者の笑顔を僕に向ける。

『あずみ2』は乗客約30人の中から、僕だけを選んだ

オッチャンからのメッセージだった!!正直迷惑だ(笑)


スペイン語字幕なのだが、見たところ乗客は英語圏の方々ばかりなんですけど。

案の定、僕を除いた乗客は皆

殺陣のシーン以外は画面を逸らし

相変わらずの超大音量の中、一生懸命ほかの事をしようとしている。


そして殺陣のシーンが始まると、その手を止め

身体を起こしながら食い入るように見つめる。

僕の前にいたオッチャンは殺陣シーンになると

身を乗り出して「むぅうう~」とか言いながら、大興奮で上戸彩を観ていた。


そしてビデオが終わるなり、添乗員のオッチャンは僕の方を振り向き

僕が最後まで『あずみ2』を観ていたかチェックしている。

僕が「見た見た」と首を縦に振ると

向こうも満足そうに首を縦に振っていた。

オッチャン、あんたのチョイスは間違っている(笑)


ビデオタイムは終了し、時計を見ると出発から4時間が過ぎている。

ここまでは意外にも、まぁ快適な旅だった。

しかしこれから8時間、僕に地獄が訪れる・・・


ビデオの電源が切られ、替わりに車内のエアコンのモーターが一層強く回り始めた。

キューバの公共施設は過剰なほどにエアコンが効いている。

「なんでこんなに寒いの?」と思うほどに温度が低い。20℃は切っていると思う。

キューバに来て、もう40日を越した僕はそのことも充分頭に入れ

バスの車内に長袖のTシャツを持ち込んでおいた。準備万端である☆


いや、それすら誤算だった。長袖1枚を重ねる程度では

全く車内の寒さから逃れることは出来ないのだ!

車内は時間が経つにつれ、寒さを増していく。

「寒さを忘れるには・・・寝るしかない」

と、僕は手荷物のカバンをお腹に抱えるようにして、必死に寝ようと試みるが

寒すぎて眠れない。歯が勝手にガクガク言い出すわ

足の指先は冷たく感覚が麻痺しだしている・・・おい、車内何℃だよ!?

8時間耐久・極寒深夜バスツアーの始まりだ!


見渡すと乗客は皆

「この灼熱のキューバでどうしてそんなジャンパー持ってんだよ?」

と突っ込みたくなるような、完璧な防寒具を身にまとっている。

長袖1枚の命知らずなチャレンジャーは僕くらいだ。やばい・・・

すると、イギリス女だと思われる乗客が運転手にクレームをつけている!

ナイス、イギリス!!

ところが運転手は首を横に振るのみ。全世界共通“拒否”のポーズだ!

食い下がるイギリス女、それを一切受け入れない運転手。

イギリス女はあきらめて自分の座席に戻っていった・・・


1時間ほどして、この旅唯一の休憩時間が訪れる。

走るように車内から飛び降りると、ムッとした生暖かい空気が

僕の身体に体温を戻してくれる「あぁ、生きてるよ、僕☆」

そんな心境である。

乗客はみなバスを降り、運転手も車外に出てタバコを吸っていた。

すると、今度は運転手にベネズエラ女が挑みにかかる。

「私のカバンの中に入っているジャンパーを取り出したいから

 この荷物の扉開けてよ!」

おぉ、この手があったか!僕を含めた数名は

座席地下にある荷室の扉の前に立ち、運転手がその扉を開けてくれるのを待つ。

「いや・・・目的地まで開けちゃいけない決まりなんで・・・」

誰だそんな決まりを作ったヤツは!呼んで来い!

そしてそんなルール守んなよ!おまえ、キューバ人だろ??なぁなぁでいこうぜ!?

しかし運転手は一向に扉を開ける気配を見せない。

そして運転席に戻って行ってしまった。


残された6時間、ノンストップでバスは目的地・ハバナまで走り抜け

どんどん下がっていく車内の室温は、10℃を切ったと思われ

奪われていく体温と格闘しつつ、ガチガチのパンを頬張りながら

「あぁ、エアコンで人って死ぬな・・・」

とか、ぼんやりと考えていた。


Bus2

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)

~~なんでここに来てんだ!?~~

Isla002


ここ、キューバじゃないんです。

ここはキューバの隣り、メキシコ・カンクーンから

船に乗って行くことのできる小島

イスラ ムヘーレス!!!!!


今回ここに来る予定は全く無かったのに

色々あってメキシコにいます!!!(思わせぶりに傍受先をアオってます☆)

冷凍車もとい、バスに乗ってハバナに到着するなりメキシコ行き。


Isla001


はぁあああ、ビーチですよ!!!!

海、海、海!!!

日本は暖冬だそうですが

ここはバカ暑くて、冷え冷えのビールが死ぬほど美味いです!!

しかし、海のことなんて

キューバでは全く考えてなかったわ。毎日野球ばっかやってたから・・・


そしてメキシコに到着して、物が溢れていることにビックリした。

アメ玉とかガムなんかが簡単に手に入るし。

マクドナルドの看板がまぶしい!!

テレビの画面がすごいキレイだし

衛星放送で海外のスポーツなんか観れちゃったりするんだろうか!?

やっぱ資本主義ってすごいな。


そして、小島に着くなり

いきなりネット屋に入って3時間くらいPCの前に張り付いた。

それでも450円!!!

しかも速ぇえ速ぇえ! クリック、ドンッ! クリック、ドンッ!

インターネットってこうだよな。

キューバのあのネット屋で、3時間もやった日にゃあ

4800円な上に、しかも・・・だもんな。

いきなり『PRIDE』とか『dansyoku DINO』なんて検索してますわ。

しかし、僕が渇望していた情報ってこれか・・・。


残念ながら、4日だけの滞在でまたキューバに戻る予定だ(笑)

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

~~あのグラウンドにてオマエを待つ☆~~

Isla005


イスラ ムヘーレス、僕は今回が2度目の滞在だ。

1度目はたしか5年前、1ヶ月ほどこの小島にいた。

この小島でぼんやりしながら「あぁ、イタリア行こう」と

初めて思った気がする。


そしてその滞在中のある日、散歩しているときに野球場をみつけ、中に入ってみた。

おそらく大学生くらいの3,4名がキャッチボールをしたり

トスバッティングをしたりしていた。

僕は彼らを観客席からみつめ続けながら

「あぁ、彼らと一緒にキャッチボールやりたいな」なんて考えていた。

彼らは一見するだけでも感じの良さそうな男の子たちで

僕が客席から観ていることを軽く意識しながら

すごく楽しそうに遊んでいた。


そして何度か彼らのボールが客席に迷い込み

僕がそれを拾ってグラウンドに投げ入れた。

おそらくそのとき、僕が「入れて」と一言言うだけで

簡単に彼らの輪の中に入れたと思う。

でも僕は何も言わなかった。

顔には満面の作り笑顔をしたまま。そして僕は何もせずに球場を去った。

どう言葉を切り出して良いのかわからなかったというか

まあ単純にビビッていた(笑)


そして色んなことが僕の身に起こって、いま僕はまたここに来ている。

今回はグローブとボールを持って来ている。

たかだか4泊の滞在なので

キューバから洋服とカメラだけつめて来る予定だったが

やはりこれは外せなかった。


今度は僕が、あの球場にやって来る誰かを待つ。

僕のキャッチボール相手は誰だ?

Isla006

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

~~人生、色んなオチが待ってるわ・・・~~

Isla003


だぁぁああああ、あの球場がびしょ濡れですよ!

湖になってる・・・


僕が来る数日前から雨が降り続いたらしく

「今日から3日晴れれば、水が無くなるよ」と

球場のオッチャンは言っていたが・・・

水が無くなったって

乾いてグラウンドが使えるようになるのって、いつのことだよ!


う~ん、もはや島の様相がぴったりのマウンド上に

鳥が何食わぬ表情で留まっていやがる・・・

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

~~ハッピーでアワーなわけですよ!!~~

Happy


この島はハッピーでアワーだ☆


世界でも類を見ないようなほど穏やかなこの島には

世界でも類を見ない、のどかな人たちが生活している。

車も人も、とにかくお互いを譲り合う。

道端ですれ違うときは、どちらからともなく笑顔で挨拶を交わす。

そして島全体に漂う、止まったかのような時間間隔。


店に入る。午前中からバーは開いている。

そして、どこのお店にも必ず掲げてある“ハッピーアワー”の看板。

看板にはだいたい“1本の料金で2本飲める!!”

みたいなことが書いてある。

しかし、よくよく見てみると・・・

そこらへんで1本100円で買えるビールが

2本で300円くらいの料金で飲んでいる計算に・・・


「まぁどうでもいいや~

オバチャン、ハッピーアワーだからビール2本持って来て!!」

とついクチにしてしまう。この島はそんなところだ。

もう色々考えることが面倒くさくなる。

海に入って、ビールを飲んで、ぶらぶらして、シーフードやメキシコ料理を食べて

寝る。

今日が滞在何日目で、いつが出発日なのかもどうでもよくなってしまう。

とにかくハッピーでアワーなんだよ☆

Isla004_1

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)

~~「ありがとうございました」と言ってグラウンドを去る~~

Campo


メキシコからキューバに戻った。

正直そろそろキューバに飽き気味で、やりたいこともさして無いので

毎日早い時間にグラウンドに行って、1人でトレーニングをした。

午後になると、このグラウンドには子供から大人まで集まり

それぞれの草野球が行われるのだけれど、さすがに午前中は人がいない。

グラウンド全体をランニングする。

ここを1人で独占している気分になり、気持ちが良い。


このグラウンドを初めて訪れたとき、いきなり草野球チームと遭遇して

いつの間にやらチームのメンバーに入っていて

それから2ヶ月、ハバナにいる間は

ほとんど毎日のようにこのグラウンドに足を運んで

トレーニングをしたり、飛び入りで草野球に入れてもらったり

オッチャンたちとソフトボールをやっていたり・・・

このグラウンドには色んな思い出がある。

「ここにもう1度戻って来たいな・・・」

トレーニングを終えて、ぼんやりとそんなことを考えていたら

急に日本式がやりたくなった。

グラウンドに向かって一礼をする、例のやつだ。


グラウンドの出口付近で足を止め、振り返って

グラウンド全体を見渡す。

「ありがとうございました!」声を出しながら深々と一礼をした。

バカバカしいけど、良い気分だった。

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

『女は殴るもんじゃねぇ、抱くもんだ』って誰のセリフ?

Nonbee


キューバの街中を歩くと、どこの空き地でもみな野球をやっている。

比較的若い子たちが多いのだが、おっさんたちだって負けてはいない。


そんな彼らの草っぷりを空き地の隅からのぞく。

すぐに選手たちは僕の気配に気づき、空き地内に軽い緊張が走る。

「む! 中国人(僕のこと)が、俺たちのプレーを品定めしている・・・

ここは良いプレーを見せて俺たちの格を証明しなければ!」

とでも言いたげなテンションに盛り上がっているのが遠目からでも判る。

動物的な本能なのか、彼らは自分たちが男である証を見せようとしているのだ。

野球の上手さが、男としての格の基準。

ここでアジアから来た異邦人に

俺たちの雄っぷりをバカにされるわけにはいかない。

彼らのバットを持つ手に一層力が入る。

そう、偏見も多分に混じっているのだが

彼らの世界には野球以外のあらゆることが存在していない。

全ての基準は、野球が上手いか、下手か。 ステキだ、キューバ男子☆


ところが、だいたいこの手の心意気は往々にして空回りし

暴投したり空振りしたり、結果はまぁ大したことがない。

そしてマンガなら「てへっ」とでもキャプションの入りそうな苦笑いの表情を僕に見せる。

僕はそれでも「うんうん」と、全てを受け入れる笑顔で彼らを見る。

彼らも「うんうん」と笑顔を作り

ときには親指を立てて“グッ”としてきたりする。

雄同士が、全てを超えた美しい瞬間である☆


しかし、ここキューバでも汚染は進んでいる・・・

全世界で見られる光景、球蹴りの登場である。

でも、この聖地でだけは見たくなかった・・・実に嘆かわしい。

ラム酒を片手に「べらんめぇ」とかスペイン語でカマしてそうなオッサンあたりが

へらへらしながら球を蹴っている連中に、とび蹴り一閃

「ばかやろう! 球は蹴るもんじゃねぇ! 打つもんだ!!!!」

とでも説教してもらいたい。いかんよ、マジで。

世の中にはこういう、徳川監督みたいなオッサンが絶対に必要だ。

Calcio


そういえば、キューバでは日曜朝にサッカーのTV放送がある。

主に、その週にヨーロッパあたりで行われたビッグゲームを放送している。

ミランーインテルとか、バルサーレアルとか。

即刻止めるべきだ。今すぐ『今日のホームラン』とか『珍プレー好プレー』

みたいな画像を日本から送るべきだし

アメリカからMLBの海賊放送をやってもいい。

なんなら僕がイタリアで撮った野球の試合映像をキューバの放送局に送ってもいい。


イタリアではどこのスポーツ店に行っても

まず野球のスパイクなんて置いていない。

「野球のスパイクありますか??」なんて、無駄なので聞いてみたことも無い。

その逆転現象がここキューバにはある。

サッカー用品?ボール?どこで売ってんの?というステキな心意気だ☆


未来永劫、キューバに訪れたイタリア人あたりが

スパイクを買おうとスポーツショップに入り

「あの~、サッカー用のスパイクありますか?」という質問に対し

キューバ人の店員は

「おいおい・・・ここはキューバだぜ!そんなもの置いてあるわけねーだろ☆」

と、かまして欲しい。


野球狂の聖地・キューバで

毎日灼熱の太陽を浴びすぎるほど浴び

缶ビールを何本も開けてベロンベロンに酔いながら

そんなことを考えていたりする。

もっと考えなきゃいけないことがあるだろうに・・・

Santa009

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (8) | トラックバック (0)

~~ただいま就職活動中☆~~

Te


♪火~火、金金、火~金金♪

さーて、春からどこの国に行こうか!?


僕は、ただのバカみたいに野球観戦漬けの日々をキューバで過ごしているわけではない。

ちゃんと自主トレをしている☆

現在、イタリアに次ぐ、春からの安住の地を探している。

狙いは今のところヨーロッパだ。

理由は、春から野球が開幕する国々があるから。

とりあえず、どの国を選ぼうとも

その国でかなり強い野球チームに入団しようとしているので

向こうから入団テストを受けろと言われても

それに対応できるために練習し続けている。

ここキューバでは、練習相手に事欠かないのでどんどん身体は出来上がっていく。


しかしチーム探しの方は・・・なかなかうまくいっていない。

インターネットで探しているのだが、やはりキューバでは

ネットが全くアテにならないので

ことのほか、こちらの方の動きが鈍くなってしまっている。

ちなみに僕がアテにしているサイト。2ちゃんでみつけた(笑)

http://utopia.knoware.nl/users/hwede/federations.html

僕、このサイト何時間でも見ていられるんですけど。


数日前、ドイツのとあるチームにメールしてみた。

凄く丁寧な返事が即僕の元に返ってきたのだが

もうそのチームには外国人が何人も所属しているのと

チームの柱になっているキャッチャーが2人揃っているので

キャッチャー以外のポジションだったら

テスト無しでも入れるという内容だった。


このチームはドイツのチャンピオンシップで、いつも1位か2位になるチームだ。

考えてみたら強いチームほど外国人がたくさん所属していて

キャッチャーも揃ってるはずだわな。 う~ん・・・どうしよう。

今回の僕の条件は、国はどこでも良いが

とにかくキャッチャーができること。ここにこだわってみた。

キャッチャーの出来ない国、およびチームは省いていく。


とりあえず今一番興味があるのがドイツ。そしてその次がフランスかなぁ。

そんでフィンランド、クロアチアもちょっと興味ある。

あとチェコとかロシアって手もあるけど、情報量が少なすぎて

どのチームがその国で一番強いのかよくわかんない上に

この2国の言葉がさっぱりわかんなくて、ネットに書かれている文字が

チーム名なのか、土地の名前なのかも判らない始末だ。


とりあえずキューバを出る2月中に

次の国の目星をつけ、そのままその国に行ってテストを受けるなり、なんなりして

春からの生活を確保する場所をみつけてから、日本に戻るつもりだ。


どこにしようかなぁ~。やっぱ気持ち的にはフランスかなぁ~

でもイメージだけであれなんだが、フランス野球ってつまんなそうだしなぁ(笑)

それに『フランス野球といえばムッシュ吉田』

あのイメージがどうも好きになれない(笑)

もっと頑張った人、他にいっぱいいると思うんだけど。

そもそもムッシュ吉田って名前自体、どうかと思う。


おもいっきってフィンランドに行ってみるか・・・

ただ、ムーミン村が見てみたいって理由なんだけど(笑)

そうするとキャッチコピーは『蒲田のムーミン』か・・・

打つんだか打たないんだかさっぱりわかんないな(笑)

ムーミンって野球できんのかな?


思い切ってクロアチアはどうだろう??

『ザグレブの狂犬(強肩)』おぉ~、なんかすげぇ強そうだな(笑)


いずれにしても、そろそろ決めなきゃいけないんだよなぁ。


Mizu

2007年3 月 2日 (金) カテゴリー: その他 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

« | »