僕と、僕の仕事仲間には夢がある。
2人で宝くじを大当たりさせること。
そして家を4つ持つ。
僕はシチリアに1軒、もう1つ好きな国に1軒
そして彼は東京に1軒、もう1つ好きな国に1軒。
こうすればお互い、東京⇔シチリアの行き来が楽になる。
そしていつも「それぞれどこにもう1つ家を持つか?」
で盛り上がる。でも実際当たってしまったら
まず確実に、お互いの故郷に家を持つという現実的なことは忘れて
「僕はアイスランドだな~」
「俺は4番目のガールフレンドが住んでるブリュッセルだなぁ☆」なんて話す。
1週間前、なかなか言い出せなかった別れの日を
「もうこれ以上伸ばせない・・・」
と断腸の思いで、彼に伝えた。
「そうか・・・また東京に戻るか」
そう言ったあと、彼は
「ヤギ、おまえの小銭を全部出せ。宝くじ買って来よう!」
そう言って2人でかき集めた何ユーロかが
何枚かのスクラッチカードになった。
2人で手分けして削る。
当たりは、僕が削った1枚のみ。2ユーロ。
「おまえはやっぱりツいてるなぁ」
その一言が凄くズシリと響いた。
そして出発の前日、つまり今日
彼のお母さんが71回目の誕生日を迎えた。
「もう、若くないし何も欲しくない」
と言っていた彼のお母さんに、無理矢理花束をプレゼントした。
ことのほか喜んでくれた。
普段僕と、彼のお母さんは
お互い他人同士の利点なのか、本当の両親や息子より仲が良い。
シチリアに滞在した合計2年間
週に最低1度は彼のお母さんの手料理を食べた。
僕のシチリアの味は、彼のお母さんの手料理の味。
あと5時間でシチリアを離れます。
数時間後、きっとまた空港で僕は号泣していると思う(笑)
いまだかつて、そしてこれからも……シチリアでこれだけ何回も号泣した日本人はいないでしょう。気をつけて帰ってきてください。
投稿情報: goto | 2006年9 月27日 (水) 12:41
あ、懐かしい!
私も一度ご馳走してもらったお母さんだ☆
「しばらくホームステイして料理を教えてもらいたい!」と本気で考える程、おいしいマンマの味でした。
とらぞうさん、少しは彼女の名料理技を盗んできた?
教えて~教えて~。
ところでお帰りなさい!
昨夜は地元で飲み会したのかな?
日本にいる間にヤスウマギョーザ(安旨餃子)行こうねー
投稿情報: ちーちゃん | 2006年9 月29日 (金) 16:28
ジャンカルロいい顔して写ってるなあ。
最後にこの笑顔出されたら泣くだろう。思う存分泣け!
投稿情報: しんぐー | 2006年9 月30日 (土) 11:14