僕には2人の師匠がいる。
1人は写真の師匠。まぁ、今ここにこうやっていられるのも
「あーどうも、カメラマンの八木です」
なんて偉そうに言えるのも、その師匠のおかげで
僕が日本の方角に足を向けて寝ないのは、師匠がそこにいるからだ。
「猿でもなれるカメラマン講座」をアシスタントをしながら開講してもらった。
お猿さん以下の僕でもなんとかなった(笑)
そして師匠は「こいつに教えられるくらいなら、オレは誰にでも教えられる」
と言って、ワークショップを開いた。大盛況。当然だ(笑)
もう絶対に頭が上がらない。いや、全然怖い人とかじゃないんだけど(笑)
そしてもう1人、野球の師匠。
師匠と出会ったのは小学校3年生のとき。
地域の少年野球チームに入会した僕は
学年おきにチームが構成されているのに
なぜか5年生のチームに入った。というか強制的に行かされた。
クラスメイトなどとは違うチームだったので、少し不満だったのを覚えている。
師匠はその5年生のチームの監督だった。
3年生の同級生たちはみんな野球を始めたばかりで
手取り足取り指導者に教えてもらっているのに
僕はいきなり上級生と一緒にノックやバッティングをしていた。
そして理由もわからないうちによく怒られた。
朝練もあった。町内を1時間かけて走る。とても辛かった。
そしてサボると、日曜日にまた怒られた。
なんか辛い日々だった。
同級生がキャッキャ言いながらやっている野球がうらやましかった。
そして何ヶ月か経ったころ、僕は5年生のチームで4番を打っていた。
まだ4番バッターというのがどういう意味があるのも
よく分かっていなかったんじゃないだろうか?
なんか小3のクセに必死だった(笑)
そして僕が3年生が終わって4年生になるとき
僕は同級生たちの、つまり新4年生のチームに戻ることになった。
チームが変わってしまったら、師匠と会う機会もなくなってしまった。
でも最後の朝錬のとき、師匠が僕に話してくれた言葉は
一言一句とはいかないが、ほとんど今でも覚えている。
なんだろう、あの日は曇りだったことも覚えている。
「八木、オレは高校3年の春までずーと補欠だったんだよ。
いつも球拾いばっかやらされてて。
それで暇だから、球拾いしながら遠投ばっかしてたんだ。
それでな、下級生にレギュラーのヤツがいて
そいつがエラーしたときにさ、球拾いのオレのところにその球が転がってきて
「おーい片野、そのボール捕ってくれー」って言うから頭きてな
おもいっきり球をホームに向かって投げつけてやったら
すごい球がいってな「片野は肩が良い」ってことになって
オレは最後の夏、ライトのレギュラーになったんだよ。
いいか八木、何でもいいんだよ。打つのでも走るのでも投げるのでも
1つで良いから頑張って「オレはこれがすごいんだぞー」
ってものを手にすれば良いんだよ。
オレはお前の野球が好きなんだよ。お前は良い選手になれるよ。
これからも一生懸命頑張れよ」
いまでも心に残る言葉だ。一生忘れない。
今日8月20日、僕の野球の師匠20回目の命日。
弟子はまだ野球を続けています。
どんだけイイ師匠持ってんですか。
誰かの一言で世界がひっくり返るようなこと、
人生で何回もあるわけじゃないですもんね。
投稿情報: ポポ | 2006年8 月20日 (日) 01:11
32才真夏のダブル・・・・・2試合出来たよ。
結果?勝ったよ(^^)vベスト4入り。
最終日に残ったよ。
ここで凄い現象が1部~5部までのベスト4(5×4=20)チーム中俺の知っている限りでは元八主体のチームが4チームもあるんです。
しかも秋の大会は春季が終わり次第9月頭から始まるらしく、うちは1回戦祭日になる為、不戦敗になりそうだよ。
投稿情報: ume10 | 2006年8 月20日 (日) 20:48
>ポポさん
ステキなコメント、どうもです!
それ以外に師匠と言えば、僕の中では
岡田あーみ・・・やめときます(笑)
>ume10
勝った!すげぇ!!
ダブルであのチームが夏に勝った!!
元八、どんだけ野球から抜け出せないんだよ(笑)
ある意味トラウマ。そして僕も(笑)
はぁああああああ??????
なんで祭日に1回戦?
僕の秋は無いのかよ!?マジで!?
『東』だけしかないってこと??
東京で野球出来ないじゃん、僕・・・
投稿情報: やぎ | 2006年8 月21日 (月) 09:59
「お父さんは心配性」すか?
良い心の師匠です。
しかし、泣けたわ。この日記
投稿情報: ちーちゃん | 2006年8 月22日 (火) 16:41
>ちーちゃん
そうそう!ルナティックな、あーみん師匠!!
知ってんのかー、って知ってるわな(笑)
あの時代に少女マンガ読んでた僕の方が異常か(笑)
投稿情報: やぎ | 2006年8 月23日 (水) 10:27
大丈夫よ!
あの時代に大学生だった家の兄も読んでたもの。
「ちひろ、まだ新巻でないのか?遅いんじゃないのか?出版社に電話していつ出るか聞いてみろ。」
など、エラソーに私に言うほどお気に入りだったみたい。
っつーか、自分で電話しろっつーの!
投稿情報: ちーちゃん | 2006年8 月23日 (水) 13:50
>ちーちゃん
お兄さん!大学生であーみん狂いっすか!!
僕は中学入るか入らないかとかだった・・・
しかし出版社に電話って(笑)
僕は本屋で発売日前に予約してましたが。
投稿情報: やぎ | 2006年8 月27日 (日) 11:43
うちの家庭教師の先生(法学部の男子大学生)、
「読書感想文にあーみんはどうだろう?あれはもう文学だ」
とか言ってました。
EジャンGジャン最高ジャン。
投稿情報: ポポ | 2006年8 月29日 (火) 01:02
>ポポさん
それで、彼(法学部の男子大学生)は
立派になれたんでしょうか??
行く末が気になります・・・
僕は帰国し次第、あーみん再巡礼を始めたいと思います。
買うは一時の恥、買ったら一生の恥。
投稿情報: やぎ | 2006年9 月 1日 (金) 08:42
先生に初めて「アバンギャルド」という言葉を教えてもらいました。
猪木と大仁田とC級ホラーが大好きだった先生は
現在、りそな銀行にお勤めで昨年結婚なさったようです。
あーマボロシのルナティック4巻読みたーい。
投稿情報: ポポ | 2006年9 月 1日 (金) 11:03
>ポポさん
アバンギャルド(笑)
もうBじゃなくて、Cの時点で!(笑)
猪木の見方も、きっと人とは一風違ったりする気がします。
平和だったり北朝鮮だったり
新間だったり。
そして大仁田・・・
試合後、リングを囲む例の信者たちの中に
先生はいらしたんでしょうか?(笑)
投稿情報: やぎ | 2006年9 月 6日 (水) 08:27