「4日しか休まないのか?おい、それは休みって言わないぞ」
こっちの人は、8月にごっそり休む。2週間から1ヶ月くらい。
「オレはこのバカンスのために働いている」という人もいる。
日本で言うところのNTTみたいな会社も休む。
そして1週間、ありとあらゆるサービスが止まる。どんな国だ?(笑)
そんでヨーロッパ(主にドイツとフランス)のお金持ちたちは
好んでシチリアの小島あたりで、2週間何もせずに家族と過ごす。
きっとシチリアを離れたら
ここの小島に行くこともそう機会は無いと思ったので
3泊4日で行ってみた。
シチリア島の周りには20ほどの小島があるんじゃないだろうか?
もっとあるかもしれないが、だいたいの島は仕事で行きつくしているので
今回はまだ1度も行ったことのない島を目指してみた。
僕の住んでいるパレルモから電車で2時間ちょっと。
それから船に3時間30分乗ると到着できる。
ストロンボリ。
小さな島全体が、ほぼ1つの山になっていて
その山が活火山として、ときおり噴火する。1日に20回から30回くらいか?
夜になると「ボーンッ!」という音とともに
山頂から溶岩が飛び出るのが見える。小さな花火のようだ。
砂浜は黒い。火山灰の影響だろう、砂と言うよりは砂鉄という面持ち。
その砂が海の中まで流れ込んでいるので
水が澄んでキレイな分、黒い海という感じがする。
どこまでも青く透き通ったイメージのシチリアの海ではめずらしい。
2日いた。普段あまりやらない『日焼け』にもチャレンジ。
4時間いたのだが、赤く腫れ上がってしまい、肌にはまだら模様。
自分の肌の弱さっぷりを実感させられる。
テレビも点けない、パソコンも開かない、車が走る音もしない。
朝から「今日の夕飯は何食べようかな」という気持ちしか涌いてこない。
それ以外の感情が全く起こらない。波の音だけを聴きながら
ただただ広がる景色を眺める。
何もない事が贅沢に感じられる、どこまでもゆっくりと流れる時間。
そして島を替える。
2つ目はブルカーノ。
ここは何度も訪れている。かなり好きな島だ。
ここも大きな山が1つ、そこからはもくもくと煙が出ている
ストロンボリのような噴火は見られない。
そしてここには泥温泉がある。
水温は35度前後か?
東京を離れ湯船につかる生活から遠ざかっている僕には適温だ。
「何ヶ月ぶりの入浴だ?」なんて指折り数えてみる。
何分か泥温泉につかり、そのあと
すぐ近くの海に行って、身体の泥を落とす。
すると、自分の肌がすべすべつるつるになっていることにびっくりする。
4か月分の毛穴の汚れがとれたか(笑)
春にシチリアに来てから、野球や仕事なんかを
かなり根をつめてやってきた気がする。
その疲れがこの旅で一気に抜けた。
「バカンスってこういうことなのか」と実感。
しかし3泊4日くらいが僕にはちょうどいい。
2週間はさすがに・・・社会復帰できなくなるって(笑)
うあーー。。。
これを読んだだけでなんだか毛穴から
ぬけた(笑)。
なんで私たちって休めないのかね。
貧乏性魂百までって感じ。
3泊くらいで休みたいっす。
投稿情報: chihirock | 2006年8 月 9日 (水) 18:15
初めまして!失礼します。
私は以前、イタリア・セリエA1で野球してた者なんですが、このブログを見つけてとても懐かしく拝見させていただいておるところです。
八木さんは以前はセリエAでプレーしてたと書かれておられますが、パレルモは2003年のシーズン後にセリエA2から降格して2004年、2005年はセリエB、2006年からセリエCなのでは?
いずれにせよ、綺麗な写真を見ているとまたイタリアに戻りたくなってきました。
また寄らせていただきます。
頑張ってください!
投稿情報: Lions | 2006年8 月 9日 (水) 22:27
>チヒロック
待ってます☆
>Lionsさん
おぉ!!!!!!
先輩ですか!しかもセリエA1!!!!
うらやましいです!!
わがパレルモは2004年までセリエA2
でプレーしてました。
僕はこのシーズンの途中から入団したんですが。
そして2005年シーズン前にチームの資金難で
イタリア中のサーキットが難しくなってしまったので
セリエB(ここも全国サーキットです)を
通り越し
セリエCまで落ちてしまいました。
なので2005年、そして今年と
シチリアと南部イタリアを回るのみの
少し物足りないシーズンを送っています。
セリエA1・・・桃源郷です(笑)
ぜひまたお寄りください!!!
投稿情報: やぎ | 2006年8 月10日 (木) 01:25
03年、04年は私もイタリアにおりまして、04年はアテネ五輪長嶋JAPANのイタリア合宿の通訳としてベンチ入りしておりました。JAPANチームの対戦相手のセリエA外国人選抜にも選ばれておりましたが。
シチリアのチームは04年はセリエA1にはパテルノが、セリエA2ではGironeBにメッシーナしかありませんでした。私も日本人1人でしたので、当時はA1もA2も日本人選手がいないか探しまくっていましたよ!
グロッセートに遠征に行った時、客のおじさんがネクストでバット振ってる私に「俺はカシハラさんと友達だ!知ってるかー?!」と何回も話しかけてくるんですよね。誰だよ、その人??紹介してくれ!と思ったら、大阪柏原市と友好都市だったみたいで・・。どこだよ、それ!なんてことがありました。
本当にイタリア人の性格のエピソードなど、頷きながら読ませていただいてます!羨ましい!
投稿情報: Lions | 2006年8 月10日 (木) 06:49
>Lionsさん
おぉ!!!僕、あのニュースをイタリアで知って
急遽アテネに向かったんです!!
「あそこなら野球が観られる・・・」
とか渇望して(笑)
で、アテネの球場で直接イタリアのナショナルチームの人に
「僕もイタリアで野球がしたいです!」と言いました。
完全にアブない人でしたね(笑)
で、その人が親切に教えてくれたので
今があると。感謝です。
あのオリンピックの光景、今でも焼きついています。
で、オリンピック後の9月から入団しました。
あ、Lionsさん良かったらこれ見ていただけますか?
2004年、A2のスケジュール下段のほうにPalermoあります。
このころ僕はまだ日本にいましたが。
勝った試合を厳選してみました(笑)
しかし弱っ!
http://www.baseball.it/archivio/articoli/articolo12168.asp?id=12168
セリエA外国人選抜ですか!!
すごいですね!夢です!!
いつか・・・
投稿情報: やぎ | 2006年8 月10日 (木) 11:36
ウワッ!何だかスゴイやり取りが上で展開されている!
ビックリ!とらぞうさん以外にイタリアで野球をやっていた人がいたなんて。
ステキな出会いだね~。
ワクワク♪
投稿情報: ちーちゃん | 2006年8 月10日 (木) 16:39
うわっ!本当に失礼しました!
私の見ているサイトではスポンサー名しか出てないので完全に見落としてしまっていました。
八木さんはじめ、他の方々にもお詫び申し上げます。
しかし、いきなり飛び入りで入団してしまうというのはすごい!
只者ではありませんね~!
投稿情報: Lions | 2006年8 月10日 (木) 21:52
>ちーちゃん
ホント、すごいよねぇ!
僕の「きっかけ」になった事に関わった方が
読んでくださっている!!
おぉ~ドキドキする☆
ところで冷房22度の件ですが
接着剤貼った?(笑)
あれは笑った☆
>Lionsさん
いいえ、そんなことないです!
大先輩からお詫びだなんて、恐れ多いです!!
Lionsさん、またぜひブログに寄ってください!!!
しかしセリエA1ですか!
たまに衛星放送でA1の試合が観られるんですが
かなりレベル高いですね!!
いつの日か、あそこでプレーしてみたいです。
いや、夢を見るのはタダなので(笑)
投稿情報: やぎ | 2006年8 月11日 (金) 06:23
>ところで冷房22度の件ですが
接着剤貼った?(笑)
ううん。
だって考えてみれば瞬間接着剤ってすぐ乾いちゃうから犯人が温度を下げに来るのを張ってなきゃいけないのよねー。
ちなみに温度調節機は男子トイレの入り口にあるので、
私が犯人にいたずらする前に痴女容疑で逮捕されちゃうかも。。。
ところでLionsさんはもうイタリアで野球しないのでしょうか?
とらぞうさんとの対決が見てみたかったなぁ~。
あ、でもセリエAとセリエCで対決はあり得なかったのかな???
投稿情報: ちーちゃん | 2006年8 月11日 (金) 13:20