明日の対戦相手、レッジオカラブリア。
このリーグで唯一のシチリア以外のチーム。
彼らはフェリーで本島を離れ、車を使いパレルモまでやってくる。
おそらく5時間ほどの移動をして、試合に臨むことになる。
当然僕らもアウェ戦のときはシチリアを離れて5時間ほどかけて
レッジオカラブリアに行かなければいけないのだが
僕はこの移動が大好きだった。
イタリア本島とシチリア島は3キロくらいしか離れていない。
フェリーに車を入れて甲板に出ると、イタリア独特の色をした海を見ながら
ゆっくりとフェリーが本島まで運んでくれる。
この海を見ると不思議な気持ちになる。
旅行者として数年前にこの海を何回か見た。
1度目は、写真の師匠から半ば強制的に海外旅行をさせられ
「初海外旅行、一人旅」の洗礼をたっぷりと浴びながら
クリスマスの日にこの海を渡っていた。
ヨーロッパでクリスマスに移動、お客さんたちは僕も含めて
「陰」という言葉がぴったりだった(笑)
2度目はガールフレンドと、夜中にこの海を渡った。
甲板からみた景色は、まさに「漆黒」という感じの
どこを見渡してもどすんと暗い闇だった。
2人でそれを見つめながら渡った。一生忘れない。
3度目は野球選手だった。チームメイトと
「ヤギ、カラブリア語でチン●って何て言うか知ってるか??」
などと言って爆笑しながら渡った。
さて、このチーム・レッジオカラブリア
日本人選手がいるらしい。
「らしい」というのは
もうシチリアに来て何度もこのチームと試合をしているのだが
1度もその人に会ったことがないからだ。
レッジオの選手から「俺たちのチームにも日本人がいるんだ!!」
と教えられたのだが、いつも休み。「タカハッシ」という人らしい。
ぜひお会いしたい。タカハッシさんに。
そして一緒に試合がしてみたい。
日本人対決!!なんかステキすぎる響きだ☆
数年前、イタリアのサッカーで観られた
「ナカターナカムラ」対決とかぶっているなと自分を鼓舞している(笑)