アメリカのマイナーリーグはその給料の安さや
過酷な移動の合間に食べられる手軽な食事が
ハンバーガーであることからハンバーグリーグなんて言われているらしいが
イタリア野球はさしずめピッツァリーグ、もしくはパニーニリーグといったところか(笑)
試合は日曜、祭日。
イタリアでは、よほど大きな都市に行かない限り
どこの商店も閉まっている。
なので試合前に立ち寄れるのは
移動中の高速道路にあるパーキングエリアでパニーニをほおばり
試合後は街に1つあるかないかという確率の
日曜祭日でも開店しているピッツァ屋。
試合後、大きなピッツァをビールで流し込む。
シチリアのバカみたいに暑い太陽を浴び続けたためか
1本目から酔いが回る。
そして続けざまに2本、3本・・・と飲むのは僕とベネズエラ人監督のみ。
去年まではアメリカ人選手もこれに加わっていた。
3人で空き瓶を自分たちの前に並べて、イタリア人選手たちに誇示する。
イタリア人選手たちはうんざりとした苦笑い。
彼らの手前にはコカ・コーラが並んでいる。
「イタリア人は酒をほとんど飲まない」
この事実を知ったとき、僕は驚愕した。
いや、全く飲めない人間はむしろ少ない。下戸はほぼいない。
彼らは食事前に、たしなむ程度にビールやワインを飲む。
でもその後がない。ヘロヘロになるまで飲んだりしない。
もちろん例外も多くいるのだが(笑)
でも週末に外出しても、どろどろになるまで飲んでいるのは外国人がほとんど。
僕がシチリアの交友関係で「飲み仲間」と考えているのは全員外国人だ。
そのもの足りなさをいつもベネズエラ人監督とアメリカ人選手で晴らしていた。
「おい!クソ外国人ども!!とっととバスに乗れ!帰るぞ!!!」
冗談ともホンキとも取れる言葉が、イタリア人選手から飛び交う。
ストッパーがないと、僕ら3人はひたすらに飲み続けられる。
そして足元がフラフラになりながらバスに乗る。至福のとき☆
今年はアメリカ人選手が所要で故郷に戻っている。
シチリア戻りはまだ未定。
それを1番待ち焦がれているのは、僕と監督のような気がする(笑)
そうなんだ。へ~。
例外なく、みんなワイン片手に…、
だと思ってた。
酒の力を借りなくても、
元から陽気ってことなのかな。
アスリート、体が硬くなるから、
あんまり飲み過ぎないように!
投稿情報: たかし | 2006年5 月 9日 (火) 10:45
お酒飲み過ぎると体が硬くなるんだ!
知らなかった!!!
って控えようもないよ、お酒はやっぱ(笑)
キミがやめられないように、僕も☆
ワイン片手に「1杯のみ」酒飲みの鑑みたいな人たちだよ、まったく(笑)
投稿情報: やぎ | 2006年5 月10日 (水) 12:31