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八木虎造〜世界中で野球する男〜

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シチリアなめてました。

「シチリアワインだー? 

白はそこそこ飲めっけど、赤はまるでダメだねぇ

美味しいワインはここにはねぇよ」

とてもソムリエにはなれないであろう、僕の評価である。

今日、我が家に2人目の訪問者が来た。Dolcevino2

シチリアのワインを持って。

ただ、このワインは普通のワインとは違っていて

食後に飲む甘いワインだ。これが美味い。

彼は料理人で、夕食を作ってくれたのだがその料理に

このワインをタレとして使っていた。

う~ん、こうしても美味い!!フレンチみたいだ!!

Dolcevino3

彼はこのお酒が造られている地方に数日後に行く。

僕はそこに何度も行って野球やったりしてるけど

こんなの飲まなかったな・・・

「やっぱ試合後はビールだよ!」とか言ってる場合じゃないな。

ドルチェヴィーノ、ドルチェワイン・・・日本だとどう言われているのかわからないが

これ、数年後に絶対流行る思うわ。

そんなときに訳知り顔の僕が「なんだよ、シチリア産はねぇのかよシチリア産は」とか

タチの悪い客丸出しで言ってたりして。 

2006年5 月 4日 (木) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

風邪をひいたら・・・

早朝から仕事だった。結婚式の写真撮影。

仕事仲間のカメラマン、ビデオカメラマン、アシスタント、そして僕の4人で行動した。

集合場所に行くとビデオカメラマンがPenne4

「ヤギ・・・オレ風邪ひいた・・・」と開口一番言ってきた。

顔色を見るだけで病人とわかる感じだ。

現場に着くまでは本当に辛そうだったが

いざ仕事になると、そんな素振りも見せず快調に仕事は進み

僕達も彼の風邪のことを忘れる。


新郎の家、新婦の家、教会、海岸で撮影

最後に参列者たちと食事をとりにホテルに入る。Penne3

そこでビデオカメラマンの彼は給仕長に

「体調が悪くて風邪をひいてるみたいなので

軽い食事を用意してもらえますか?」と話かける。

やはり相当体調が悪いみたいだ。

給仕長も快く返事をして数分後、素パスタ(ペンナ)が彼のお皿にのせられた。

さらにはオリーブオイル、チーズが彼の手元に置かれる。

彼はおもむろにパスタにオリーブオイルをだくだくとかけ

チーズをこれでもかとのせて、何食わぬ顔で食べている。

「やっぱ全然食欲が出なくって・・・」と僕を見ながら言っているが・・・

おいおい食欲なくてそれかよ!


色々と事情を聞いて判明したのだがイタリアの人は風邪をひいたときに

「素パスタ」を主に食べるらしい。

どうやら、ただ茹でただけのパスタを「塩抜き」で食べるというのが重要らしい。

さらには「パスタの中でもペンネがベターだ」

「うん、ペンネだな」とか不思議な会話が続く・・・

塩がかかってない分の味付けを「オリーブオイル」

「パルミジャーノチーズ」でするんだが

当然だくだく、こんもりになるのは当たり前・・・

しかし「塩抜き」なので、彼らの中では重くないという認識らしい・・・


そして日本では米だけのリゾットを、もっとスープみたいにして食べると説明すると

「う~え~米は重いよー。風邪ひいてるときに・・・ でもイタリアでも食べるよそれ。

オレの母ちゃんは、風邪ひくといつもそれ食べてるよ

でもオレは絶対にイヤ!!」「オレも」「オレも」と

僕のテーブルを囲んでいるイタリア人3人が満場一致で米を否定。

ほどなくして、僕ら健康体には海産物を細かくしたリゾットとラビオリが配られた。

まあラビオリは普通だったんだが、リゾットのほうは米の主張の全く無い

平たく言うと「不味い」リゾットだった。Penne

さらさらしていて、何やら身体には良さそうだ。

僕が海鮮リゾットを意気揚々と作ったらこうなりそうだ。

ビデオカメラマンは「う~、リゾット見たくねぇ~・・・」と

僕らの目の前に置かれたお皿を見て不快な顔を向ける。

僕からしたら、あんたの目の前にあるその謎の食べ物のほうこそ

目をそむけたいんですけど(笑)


例えば10年とかここに住んだとして、僕が風邪をひいたら

「素パスタ」をオーダーする日が訪れたりするんだろうか??

絶対に有り得ないな(笑)

2006年4 月30日 (日) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

久々にビビったぜ☆

僕の仕事仲間は写真屋を経営している。Fotocianciolo

彼は外に出る撮影の無い日に、ここで色々と作業をし

その合間に来るお客さんの現像をしたり

証明写真を撮ったりする。

彼はシチリアでは非常に有名なカメラマンなので

証明写真とはいえ、お客さんがひっきりなしに現れる。

1日に30~40人ちかく来ているんじゃないだろうか。

今日僕は、彼のお店で作業していたのだが

彼が銀行に行かなくてはいけない時間になったので

僕が1人で留守番をした。 だいたい1日に1度はこういう状況が訪れる。

そしてお客さんがやってきた。

「証明写真を撮って欲しいんですけど」

僕は奥の撮影部屋にお客さんを連れて行って撮影した。

さらに立て続けに別のお客さんにも証明写真を撮る。

そして撮影を無事こなし、画像をプリンターで紙にしようとしたとき

予期せぬことが起こった 「な、なんだよこの機械・・・」

以前まであったプリンターの場所に、見たこともないプリンターが置いてある。

使い方がさっぱりわからない。あわてて仕事仲間に電話する。

しかしこういうときに限ってつながらない・・・

仕方がないので僕1人でなんとかしようと思い、機械と向き合う。

機械には「FUJIFILM」と書いてある。 「なんだ、日本製じゃん」と

妙なところで安心し 液晶画面の「language」のところを日本語に替えてみようとするが

なんと日本語がない!さらにはイタリア語も・・・

フランス語ドイツ語スペイン語・・・ 英語のままでなんとかやってみる。

すると証明写真とはいえないほどバカでかい写真や

妙に小さな写真ばかりが刷り上る。

しかもプリント時間が長い。だいたい2分くらいか。

機械をセットしてから刷り上りが見えるまでの この2分が永遠に感じた・・・

そして失敗判明、またやり直し・・・何度もこれを繰り返す。Fototessera2

一向に適当なサイズが出てこない。

お客さんもさすがに「なんか遅いな」みたいな顔をしている。

これはどうにもならないと思い

お客さんのほうを向いて涼しい顔をしながら

「機械がうまく動かなくて・・・

 今から10分くらいかかってしまいそうなんです・・・

 10分後にお店に来てもらっていいですか?」

と努めて冷静に話す。 決して僕のせいではなく、機械に問題があるんだという表情で。

お客さんたちは納得してお店を一旦出る。

僕はホッとして、もう1度機械と向き合おうとしたが

また違うお客さんが、今度は家族3人そろって

それぞれ1人1人の証明写真を撮って欲しいと言ってくる。

いまの状況では・・・でも断る術もない・・・

笑顔で撮影を早々に済ませ、何食わぬ顔で機械のボタンを押す。

「くっそ!写真は良い感じなんだよ!!なんでプリントできねーんだよ!!!!」

もう完全に頭の中はテンパっていた・・・

そして機械の周りには、ゴミと化した写真たちが山のように増えていく

仕事仲間が戻って来る気配は微塵もない・・・

「このパターンもダメか・・・次は・・・」 そしてついにラッキーパンチがあたる。

証明写真サイズの写真がにょろにょろと機械から出てくる。

最初のお客さんの撮影を済ませてから30分弱、

勘のみで押し続けた機械の使い方をマスター。

前のお客さんの分もプリントし、カッターでカットする。

「証明写真4枚で5ユーロ(約700円)です」

青臭いけど、このとき手にした5ユーロが重たく感じた(笑)

2006年4 月28日 (金) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ピンクと黒のエクスタシー

今日は珍しく雨。Numero51

こういう日は月に1度あるかどうかという感じなので外出もおっくうになる。

仕事場に行っても仕事仲間がなかなか来ない。

パレルモでは寒い日と雨の日は仕事にならない。

例え室内の仕事であっても。

パレルモの人はだいたいこんな感じ(笑)


で、早めに家に戻りチャンピオンズリーグを観る。

イタリアのチームが出ているときは街が静かになる。

車の通りが異常に少ない。

街を歩いているのは外国人くらいか。

最近僕はサッカーを観る意欲が全く失せていて

ロナウジーニョのプレーすらも退屈に思える。Suburi


試合途中でテレビを観るのをやめて

筋トレを始める。

この素振り部屋ができてから

週に3回はこの部屋バットを振っている。

4畳半はあるこのスペースで、30を過ぎた男が鏡を見ながら「もっと下にビュッと!」

とか口走りながら汗だくになっている。とても人には見せられない光景だ。


明日の練習時間までに雨が止んでくれればいいのだけれど・・・


~~~

Marietta


今年からチーム・パレルモのユニフォームがイメージチェンジ☆

去年の白ベースのユニフォームから

黒ベースにピンクという配色に。

黒・ピンクはパレルモの地方色で、街中がこの色にあふれている。

サッカーのチーム・パレルモも

黒・ピンクだし。

あまり・・・だったが、意外にも野球のユニフォームはカッコいいな。強く見える気がする

今年の戦積は、只今どん底真っ最中なんだが(笑)

2006年4 月27日 (木) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

スローフードとは何たるか教えたろか!

Varentina 今日は例の「オレはバレリアだ」の女の子の家に行った。

朝の9時に野球場入場門前で待ち合わせ、軽くお茶をする。

お昼前になって彼女の家族と

それから野球チームの家族と合流し彼女の家に行って

お昼ご飯を食べ始める。

2時間ほどがっつりと食べ続け休憩タイム。

みんなソファーに横になり眠り始める。


僕も1時間は寝ただろうか。立ち上がって部屋を出ると

外に例の日本通の彼女がいた

「あの・・・コウダクミの歌でわからない歌詞があるんだけど

 訳してもらってもいい??」

冷や汗かきながら、なんとかこなすと

それを見ていたスポンサー、つまり彼女の父が

「ヤギにコウダクミの曲を歌ってあげなよ!!」と提案し

カラオケセットを倉庫から持ってくる。

おもむろに歌い始めた彼女は完璧な発音で

倖田來未の曲を歌いっていた。

しかもものすごく上手い。僕が拍手すると

「今度はヤギと2人で歌いなよ!!」と無理難題をふっかけやがった。

そして「REAL EMOSIONなら私が作った歌詞カードがあるけど・・」

と歌詞カードを渡される。

オレ、シチリアにて倖田來未を熱唱ですよ☆


それを聴いてみんな起きだし、ビールを開ける。夕方の4時。

そこから9時くらいまでひたすらアペリティーボタイムが続く。

ビール、ワインなんかを飲みながらポテトチップス、ピーナッツ、ピスタチオ

そしてバーベキュー肉なんかを食べる。

少しでも口が止まると「ヤギ飲め!」「ヤギ食え!」と言われる。

そのうち、肉を流し込むためにビールをがぶ飲みするようになる・・・

「うん、ヤギは飲むなぁ☆この酒も飲んでみる?」

奥からシチリアで作られるグラッパみたいな酒が出てくる。


そして夜10時、パスタの登場である・・・

さすがにこの時間から

食事が始まるとは思っていなかったので躊躇するが

パスタは食べないわけにいかない・・・ Meranzane_1


イタリア家庭に招かれた際の僕のセオリーは

「パスタとカポナータは出されたら褒め倒せ」

「そしてパスタは3分以内に食え」

である。

カポナータは、ナスを使ったシチリア料理なのだが各家庭で味が全く違う。

マンマは自分のカポナータに完全なる自信と自負を持っている。

「これよりあそこのほうが美味かった」

なんて言った日にゃあ

2度目の食事会に呼ばれる可能性は、まずないだろう(笑)

そしてパスタ。コイツを食べている間は「がむしゃらに」そして「速く」が基本である。

3分を越すと「あぁ~パスタが冷めちゃう!私のパスタ美味しくないの?」

と、横やりが入る。

極論を言うなら、この2品さえ褒めておくと

次の機会に、スペシャルシチリア料理が待っている可能性が非常に高い。

いずれにせよ、なかなか緊張感のある2品である。


そんなこんなでパスタをがっつりいった後

肉がどっさり出てきた。

そして「日本人のオマエのために」との注釈付きで

僕だけに魚料理が振舞われる・・・

空腹のときに食べたら、さぞかし美味いんだろうな、これ・・・


〆はデザート。シチリア特有の重いケーキたちがどっさり。

それを流し込むための食後酒まで出てきやがった・・・

そして1通り食べたころには、時計は0時を過ぎていた・・・Festadivaleria_1


ここに12時間もいるのか!!

そして休憩の1時間以外、食べ続けてたよオレ・・・

肉はトータルで2キロは食べたんじゃないか?

酒は何リットル摂取しただろうか?

彼らは食べ方がスローなんじゃなく

猛烈なスピードで、ひたすら何時間も食べ続ける。

ものすごい量をひたすら食べるので、単に食事の時間が長いだけだ。


数年前に日本で「身体のためにイタリア人のスローフードを見習いましょう」

みたいなことやってたが、止めといたほうが賢明だと思う☆

2006年4 月26日 (水) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

最先端の国からやってきました☆

Skyb ここ数日、我が家のエレクトロニクスがめざましい☆

まずパソコンを日本から持って来た。

日本では最新版ではないが、ここシチリアでは

おそらく最先端のパソコンを持っている人間は僕かもしれない。

そしてipod、最新式である。

この前、ウォークマンを手に持ちながら通学している高校生くらいの子を見た。

街にはなぜかカセットテープが至るところに落ちている・・・

そしてデジカメ3台。

まぁ仕事ですから、とここまではさらっと言える。

そして週末、洗濯機と衛星放送のパラボラが届いた。

イタリアには洗濯機のある家庭が無かったりする。

全部手洗いかよ!

そりゃイタリアの母さん、権力持つはずだわ。

そして衛星放送。ワールドカップが観たいから、ただそれだけの理由で加入してみた。

家にあるテレビは15インチ。

映画なんかの字幕が小さすぎて苦労する。

しかし今日届いたパラボラは、直径で軽く1メートルはありそうだ(笑)

取り付け中、通りを歩く人たちがいっせいにこちらを見上げる。

やはり衛星放送のある家庭は相当少ないのだろう。

ワールドカップの日本の試合を地上波でやってくれるんだったら入らなかっただろうけどさ

「メジャーリーグも観れる」これがとどめの一言だった。

しかしこの2つ以上に僕の生活に衝撃をあたえたもの

それは掃除機である☆

もう2年はイタリアにいるだろうか

今までホウキ、モップ、雑きんが掃除必須アイテムだった。

イタリアに掃除機のある家庭は、洗濯機以上に少ないと思う。

そして3000円弱で購入したコイツが大活躍。

なんで今まで買わなかったのだろうか?

日本の畳、じゅうたん、フローリングといった感じの複雑な床事情を考えれば

石造りの床のみという時点で、より簡単に掃除機を重宝できる。

じゃ、どうして今まで?

イタリア家庭には掃除機が無いのが普通だから?

そんなことで順応してしまっていたのか・・・

いつも掃除には、休日のほぼ丸1日を使っていた。

それが、いまでは1時間あればピカピカだ。なんだ、この違い。

街を歩いていると、色々な家庭の風景が垣間見える。

とにかく窓という窓が街中全開なので

街を歩くと色々な家庭の風景が垣間見える。

だいたいシチリアのおっ母さんたちはいつも掃除か洗濯をしている。

ここに来た友人が「パレルモの街は、洗剤の香りがする」

と言っていた。そこで初めて気づいたのだけれど

本当に街中、特に住宅街で洗剤の香りがする。

今思うとあの香りは、シチリアではおそらく1番有名な

手洗い洗剤特有の香りだ。

僕の洋服たちも、手洗いをしているときは この独特の香りを放っていた。

でも、もうその香りはしない。やはり残念な気もする。

2006年4 月25日 (火) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

木更津、ソラマメ、倖田來未

Spo


今日(17日)も復活祭中。

バイクのツーリングに強制的に連れて行かされかけたが

ラッキーにも悪天で中止。

明け方過ぎまで異常なハイテンションでメールを書きつづっていたメールが

いったん下書きトレイに入れたら文章がすっかり消えたりして

発狂しかけていたので救われた。

そんで完徹のままパソコンの前に座り続けている。

現在夜の9時。まだやれば出来るな、完徹。


で、何をやっていたかといえば日本から持ってきた

木更津キャッツアイ観てました(笑)

BGM感覚で観る予定が、どっぷりハマッた。

何十回目の木更津詣でだよ!

いい加減飽きたほうが良いと思う。


それでも一応やらなくてはいけないことがあったので

猫田にとりこになりながらも、なんとか手を動かす。

そんで、やらなきゃいけないこととは

ipodに入っている倖田來未の曲をまとめてCDにアレすること。

野球チームのスポンサーの娘が完全な日本マニアで

こっちに来て早々、スポンサー、その家族、監督、僕という

謎なメンバーで食事会をした。娘と僕の見合いみたいな雰囲気だった。


その娘さんは17歳で

僕(というか日本人)に会えるうれしさで緊張のあまり

あからさまに震えていた。完全に宇宙人扱いだよ(笑)


震えながら差し出された手が濡れている

「こ・・・こんにちは・・・オレはバレリアだ」

「オレ」か。ま、突っ込まないでおこう・・・

今年のメインスポンサーとなぜか飲まされている僕は

場の意味がわからず、それでも娘さんを持ち上げ続けた。

「彼女はどこで日本語を勉強したの?すごい!!信じられない!!!」

家族全員がまぶしそうに娘を見つめる―――


僕の友人で日本語は僕より完璧だろうというイタリア男がいる。

趣味は銭湯めぐり、日本に「帰る」たびに納豆をごっそりイタリアに持ち込み、

味噌汁が食べたくて仕方がないといつも電話してくる。

ヤツは基準じゃない・・・

「オレ」を使っていようと、日本語を使って挨拶が出来るだけでも

ここシチリアでは完全に日本通である。


彼女の日本語勉強方法がすごい。

まずイタリアで放送されているアニメをビデオに撮る。

そしてそれの日本語版のDVD、もしくは画像を何とか手に入れ

その2つを同時に観るらしい。これが勉強。

あぁ、それで「オレ」かぁ。と納得がいった。

今1番のお気に入りは「ワンピース」だそうだ。


全世界のオタク共通の、独特に畳み掛ける早口で

ワンピースの楽しさについて語られたが・・・

すまん!イタリアで1,2回しか観たことないわ。

「(作者の)小田●●に会ったことある??」

とか無茶な質問をされて沈黙が続きそうになる。


そんで話題を変えて「音楽は何が?」と聞いたところ

「コウダクミ!!!彼女はすごいステキ!!

すごくキュート!!私もクミの髪型のマネをしたいの!!!」

おぉ~すげぇ、倖田來未かよ!!

ファイナルファンタジーの歌を聴いてファンになったらしい。

その前は浜崎あゆみも歌っていたらしいのだが

「浜崎は別に・・・」と、彼女の琴線に触れなかったようだ。


倖田來未には2度仕事で会ったことを告げると

突然涙をためながら「クミはすごい美人でしょ?」

とか聞いてくる。

僕は会ったときにすごくステキな人だと感じて

すぐファンになったので、そのことを伝えると

「私が東京に行ったらクミに会える??」

マ●ィアの娘め!(笑)


で、それは無理だけど僕のipodに入っている倖田來未の曲を

アレしてあげることにした。

東京の妹の部屋にあった邦楽を

手当たり次第にぶち込んでおいたのが良かった。ナイス、妹!

僕のipodには現在とんでもない数の邦楽が入っている。

前回のイタリアを踏まえ、これでもかと入れてみた。

ちなみに憂歌団も入っている。


で、色々やってみたんだけど

ipodからituneに1度戻してそんでCDにアレするのって

できるの??すげえ難しいんだけど!!

しかもついでに倖田來未以外もアレしてたら

ごっそりデータが消えてるし!

お気に入りのモー娘featハルカリがー!(笑)

結局昨日から、3時間かけて書いたメールは送れていないわ

ipodに翻弄されて10曲ばかり消えてるわ

昨夜中から机の上に置いた

山盛りのソラマメだけが異常に減っている・・・

シチリア産、激ウマ☆ とりつかれるわ、これ。


そういやこの娘、猫耳に憧れているらしい(笑)

すばらしいよアンタ☆

2006年4 月23日 (日) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

復活祭と優良物件情報

Stanza 今週末は復活祭のため、イタリア中が休んでいる。

街に出ても開いているお店は皆無に近い。

僕は昨日の野球に疲れていて、一日中寝ていようと思った。

ところが午前中から色んなところから電話がかかってくる

「ヤギ、今日オマエは1人なんじゃないか??」

どうやら復活祭は1人でいちゃいけないらしい。

友人たちが気を使ってくれて、色んな招待を受けた。

そんで昼から3軒ハシゴの食事会に出る。

各パーティーに、やっぱり僕みたいな独り者でお呼ばれしている人がわんさかいた。

そういう初対面の人たちと接していると

お決まりのように アニメ、日本の文化、そして寿司の話題になる。

「寿司はおいしいのか??シチリアで食べられないのか??」

なんか僕に作ってもらいたそうな物言い・・・無茶言うなよ(笑)

結構な割合で、みんな刺身のことを寿司と勘違いしている。

いや、刺身ならいくらでも作りますよ。

でも寿司って・・・ この話題をもう30回以上は振られている。

申し訳ないと思いながらも「じゃ、今度寿司パーティーしよう!」とか適当なこと言って

いつもは逃げているのだが 今回は雲行きがめちゃめちゃ怪しい。

その話題を横で聞いていた子が「私も食べたい!!」

と大声を張り上げ、みんなが食いついてしまった・・・

いつの間にか 「OK!大体のことはわかった!!じゃ魚はオレが用意しよう。

イキが良いのがいいんだろ、任せとけ!

で、ご飯はオマエの友人が今度来るときに持ってきてもらって

それでオマエらが作ってくれ!! そしてオレたちはシチリア料理を用意してやる。

それでオマエの友達なんかも呼んで

みんなで寿司&シチリア料理パーティーしよう!!!」

みなさん、シチリアに来る気はありませんか?

僕は今回の渡伊にあたって10月までの半年間で

10組の友人が訪れると踏んでいます。

この前、街で知り合ったジンバブエと南アフリカの子を

なぜか僕の部屋に3泊泊めました(笑)

あと目標達成まで9組☆ 僕はいま写真のような部屋に住んでいます。

下(約7~8畳)しかほとんど使っていなくって

上(約5~6畳)は主にバットの素振り部屋となっています(笑)

上で良かったら、いくらでも泊まってくれてかまわないので

頼む!来るときに、宿代代わりにお米を!!(笑)

2006年4 月23日 (日) カテゴリー: イタリア・シチリア | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

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