あまり人は「あぁ今日のオレ、頂点だなぁ」なんてことは
そうそう感じたりする機会がないだろうが
僕はいま猛烈に感じている。
おそらくいま、僕は自分の野球人生の頂点にいる。
きっとこの先、僕がどんな野球人生を送ったとしても
今日以上の対戦相手と試合をすることはないだろう。
“コニカミノルタ ホフドルプ パイオニアーズ(オランダ)”
昨日、空き時間を利用して試合観戦した。
「あぁ、果てしなく強ぇーや・・・」
明日対戦するとか、そんなことを忘れ
異常にハイレベルな彼らを、一観客として観戦。
日本のチームと比較するのなら・・・止めておこう。
そして宿に向かうバスの中で軽いミーティング。
監督が
「まだ確定していないけど、明日はヤギがキャッチャー」
いままで僕は色んな国、色んな場所でキャッチャーをした。
キャッチャーボックスに座り
ただ1人、チームメイトとは反対の景色を見ながら野球してきた。
チームメイトのファインプレーを見、手痛いエラーを見
僕自身もとんでもないミスを何度もし、仲間に救われたりそして救ったり
絶対に負けられない試合で勝ち、そして負けた。
本当に、本当に色んなことがあった。
もうこんなことを30年近くもやっている。
そしてできることなら、あと30年くらいはやってみたい。
呆れるほどに、あそこから見える景色が好きだ。
頂の試合、キャッチャーボックスに座って
グラウンドを見渡したときに、どんなことを思うんだろう?
試合まであと10時間。意外と心は落ち着いている。
初めて投稿させていただきます。
決戦前の高揚が伝わってきました。地球のすこし裏側から御武運をお祈りします。
投稿情報: 山谷の愛読者 | 2007年6 月16日 (土) 01:18
>山谷の愛読者様
このコメントをオランダで読んだとき
すごく元気が出ました。
山谷さん、本当にありがとうございました!!
それから、ご返事が遅れてしまって失礼しました。
お名前がステキです。
投稿情報: やぎ | 2007年6 月23日 (土) 06:52