じつは先週から始まってたんだけど ちょうど仕事のアイルランド行きと重なっていたのでやむなく欠席。
僕の開幕戦は、いきなりシチリアを出て イタリアの本州で試合を行う。
行きのバスの車内から、ひたすら見える青い海が 去年見た景色と全く変わってなくて
本来僕はここにいないはずなのに 当たり前のようにその景色を見ていて
なんか僕はここにいて当たり前なんじゃないか?という思いと
1度ここを出ることを決意した人間がいちゃいけないんじゃないか
という変な違和感があった。 このことを、こっちに来てからふと思うことがある。
考え出すとネガティブなことしか頭に思い浮かばなくなるので 忘れるようにするが
なんか常に頭の端っこに引っかかっている感じ。すっきりしない。
で試合。 17対19・・・負けました。しかも9回逆転負け。
わがパレルモの投手陣がひどかった。
12フォアボール、6ワイルドピッチ、3パスボール・・・
僕の個人成績は2打数0安打、4フォアボール、3盗塁。
打てなかったことには「いや~時差がまだ~」ってことにしておいた。
まだ南イタリアの太陽に慣れない。
5回が終わるあたりからフラフラしてきて、身体に力が入らなかった。
去年も開幕してから数戦はこれに悩まされたな。
なんせ炎天下の中、5時間平均で行われる超乱打戦。
いつもラグビーの試合みたいな点数がスコアボードに刻まれる。
7点差開いててても、全然安全圏じゃないところがすごい。
そして、盗塁や脚を使うことを知らないイタリア野球において
完全に僕だけ高校野球みたいな雰囲気なので、半端なく疲れる。
人が盗塁試みてるときに、無駄にファールとか連発すんなよ!
試合後、帰りにピザ屋にみんなで寄る。 ピザをビールで流し込む。
5時間炎天下で駆けずり回ったご褒美か、ビール1本でヤラれる。
チームメイトと囲んで飲むビールに極上のシアワセを感じた。
みんなのくだらない下ネタなんかを聞いて爆笑していたら
いきなり、去年野球チームのメンバーと別れる際に
僕が大泣きしたことを突っ込まれた
「オマエも泣いてたじゃん!」 と突っ込み返したりして、わいわいしていたんだけど
なんかくすぐったかった。
「やっぱここにいて良いんだなぁ」そう思った。
あぁ~シチリアに戻って来たんだなぁ☆