明日9日、チームパレルモは大一番を迎える。
今シーズン最後のダブルヘッダー
そして対戦相手は現在首位を走るカターニャ。
木曜日の練習中、監督が僕に語りかけてきた。
「ヤギ、次の試合オマエ8安打打て!」
2試合で8ヒット。いいねぇハードル高くて。
「それからスタッフと相談して決めるけど
俺はお前を2番に置きたいんだよ」
きた、2番。僕の中で軽く微妙・・・
今シーズン1番バッターが指定席だったのに
重要な試合になると僕は2番を打たされた。
そしてバントを決め、ヒットエンドランを決めと
色々2番の仕事をしてきた。
でも、なんとなくこの打順にいると僕は打てない。
この前の試合も2番で先発、散々の成績で
なんとなくバッティングが狂った気がする。
でも今回の「2番」、僕は今までとは全く違う気持ちで臨める。
この前の野球教室で、チビッコたちに監督は打順の意味を教えていた。
「いいかぁ!2番バッターは1番バッターが出塁したあとに
色々な手で彼を前の塁に進めるんだ。
自分を殺してチームの為に貢献する一番重要なポジションだ。
オレは選手のときにずっと2番バッターをやってきた。
すごく素晴らしいポジションだ。」
監督が現役時代、2番を打っていたことを始めて知った。
彼はイタリア野球セリエ、初の外国人選手。
イタリア人の奥さんをもらった関係で
途中から登録はイタリア人になったらしいが
監督になった今でも、完全に南米そのものの野球を僕らに教える。
監督が現役のときは、それはそれは大変だったらしい。
用具がないので、知り合いがアメリカに旅行に行くときに
グローブの絵などを描いて1つずつ買ってきてもらったり
ルールを全く知らない連中のなかに混じって
選手ながら、監督達にも1から野球を教えたそうだ。
そうまでして「野球発展途上国でプレーする」なんで???
その質問は、彼にする必要もないだろう。
僕もその気持ちは充分にわかる。
そんな彼から受け継ぐ「2番」
気持ちが引き締まった。
彼は言った。
「ヤギ、オマエがここに戻ってきて、一番重要な試合が明日だ。
オマエはこのチームと試合をしたことがないから
相手チームにまったく知られていないんだよ。頼むぞ!!」
・・・ん??
去年も闘ったし、今年も僕はこのチームとの試合に出場している。
相手選手の一人と写真を撮りあい、メールを送りあう仲なんですけど・・・
誰かと間違えてない??? まぁいいや(笑)
明日の試合のために僕はここに来た。
なんかじぃぃぃんときてたのに
そんなオチですか!!!
投稿情報: みけった | 2006年7 月 9日 (日) 19:51
で、負けてんのな!(笑)
ダメだわ、自分自身のバカさ加減が・・・
投稿情報: やぎ | 2006年7 月13日 (木) 08:13